クレンジングの選び方・使い方をプロが解説!自分にあった種類と正しいやり方を知ろう

河野 美花

スキンケアの中で、大切とされるクレンジング。

みなさんは、クレンジングの方法に自信がありますか?

 

「たくさん種類があって、自分に合うクレンジング剤がわからない!」「ダブル洗顔ってしない方がいいの?」など、このようなお悩みや疑問を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。

 

みかさん そこで今回は、綺麗なお肌を作るために欠かせない、クレンジングに関する疑問や知識を、ご紹介したいと思います!
みかさん河野美花
ヘアメイク、五つ星ホテルのスパでセラピストなど、これまで述べ一万人の肌に触れる。世田谷三軒茶屋エリアでサロンを主宰。現場でセラピストを続けながら、美容スクールで講師、美容ジャーナリストとしても活動中。

クレンジングの役割

まずはスキンケアの3つのステップをお話します。

スキンケアは、「1.落とす→2.与える→3.守る」この順番通りに行うことが基本です。その中でもクレンジングは、ステップ1の「落とす」の役割にあてはまります。

 

クレンジングはスキンケアの1番はじめのステップということもあり、顔についたメイクや皮脂などの汚れを落とす、スキンケアの中で最も大切といっても過言ではないほどです。

みかさん 「うんうん、クレンジングが大切っていうのは良く聞くし、なんとなく知っているよ。だけどどうして大切なの?」こんな風に思われている方が、少なくないのではないでしょうか。

ではなぜ、クレンジングが最もスキンケアの中で大切とされるのか。

それは、スキンケアの初めのステップであるクレンジングで、肌汚れ(メイクや皮脂、空気中のごみなど)を落とし切れていないと、その後行うステップ2「与える」作業で化粧水や美容液を肌に与えても、肌にうまく届けることができないからです。それどころか、化粧水や美容液がムダになってしまっている場合もあります。

 

だからこそ、クレンジングの良し悪しが、スキンケア全体の質を決めてしまうのです!

クレンジングのやり方がまずい場合

通常、肌は要らないものを排泄してくれる役割があるのですが、クレンジングが正しいやり方で出来ず、メイクや汚れが残ったままになると、その役割が果たせなくなってしまいます。

 

メイクが残ってしまったところに菌が発生し、ニキビが出来たり、常在菌の環境バランスの崩れやホメオスタシスの崩れ、ターンオーバーの乱れなどを引き起こします。

 

見た目には肌荒れやシミ・シワの増加、肌のざらつき、角質自体が厚くなる、などの様々な不調が現れます。このことからも、クレンジングが綺麗なお肌を作るためにいかに大切なプロセスであるかがお分かりいただけますよね。

クレンジングの種類

クレンジングがとても大切だということを、イメージして頂けたでしょうか。ここからはクレンジグの種類について、お話していきます。クレンジングは大きく分けると2つの種類があります。

<クレンジングの種類>
  1. メイク落とし・クレンジング
  2. 洗顔

 

1つは一般的に、「メイク落とし・クレンジング」と呼ばれるもの。もう1つは「洗顔」です。ダブル洗顔と言われるのは、メイク落としと洗顔の、どちらも行うことを指します。

クレンジングの種類一覧

  クレンジング製品

お店に行ってもクレンジングはたくさんの種類があり、一体どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

みかさん でもご安心ください!選び方のポイントをおさえれば、あなたの肌にあったものを見つけられますよ。
タイプ特徴おすすめの場面
オイルタイプ

油性原料がベース。

メイクを落とす力は抜群。

メイクをしっかりしているとき。
クリームタイプ

性原料が中心だが、水など水性原料や、界面活性剤を混ぜ合わせて作られている製品が多い。

落とす力は強いが、肌への刺激は少ない。

メイクは濃いけど肌に優しいケアをしたいとき。
ミルクタイプ

水性原料を含む割合がクリームタイプよりも更に多い。

洗浄力は弱くなる反面、肌への刺激は少ない。

薄いメイクのとき。
リキッド/ジェルタイプ水性原料と界面活性剤が主成分。メイクは濃いけど油っぽいのは嫌なとき。(ただし、ジェルは油っぽくない。)
ローション/シートタイプ刺激が強いものが多い。旅行や急なお泊りなどの、お助けマン的な役割を求めているとき。

オイルタイプ

油性原料がベースとなって作られているのが、オイルタイプのクレンジング剤です。

メイクアップ化粧品は油性原料を中心に作られているものが多いため、「油と油はよく溶ける」という性質を利用して、メイクを落とします。

 

メイクを落とす力は抜群です。メイクをしっかりしている時は、オイルタイプがおすすめです。乾燥肌の方には嫌われることも多いのですが、乾燥肌でもしっかりメイクの方には、オイルタイプのクレンジングが合っている場合もあります。お肌の調子のよい時に、試してみるのもおすすめですよ。

みかさん まつげエクステの方は、接着剤がとれてしまうので使用できない場合があるので注意してくださいね!

クリームタイプ

クリームタイプのクレンジング剤は、顔に塗った後に拭き取るタイプと洗い流すタイプがあります。油性原料を中心に作られていますが、これにプラスして水など水性原料や、界面活性剤を混ぜ合わせて作られている製品が多いです。

落とす力は強いですが、肌への刺激は少なくなるというところで、メイクは濃いけど肌に優しいケアをしたい人に人気です。

ミルクタイプ

乳液タイプのクレンジング剤になります。水性原料を含む割合がクリームタイプよりも更に多くなるので、洗浄力としては弱くなる反面、肌への刺激は少なくなります。

 

基本的には低刺激ですが、最近ミルクタイプのクレンジングながら、実はすごく刺激が強いものも。選ぶ時には少し注意が必要です。

リキッド/ジェルタイプ

水性原料と界面活性剤が主成分のクレンジングリキッド。このクレンジングリキッドをゼリー状に固めたものが、基本的にはジェルタイプになっています。つまり、基本的には入っているものはどちらも同じです。

 

しかし、形状が違うことにより役割も少し変わっていて、リキッドの方がより短時間でサッと落ちます。メイクは濃いけど油っぽいのは嫌という人におすすめです。ジェルの方は、固めているので刺激がリキッドよりも少なくなり、油っぽさもなく落とせます。

ローション/シートタイプ

ローションタイプのクレンジング剤も、コットンなどに染み込ませて使うというという点で、基本的にはシートタイプと同じ構造になります。

 

コットンと肌との間で摩擦が生じるのに加え、含まれているクレンジング材も刺激が強いものが多いので、日常使いにはおすすめしません。継続した使用はシミやシワの原因にも繋がりやすくなります。

みかさん 旅行や急なお泊りなどの、お助けマン的な役割で使うのがおすすめです。

クレンジングの選び方

さて、クレンジング剤の特徴がわかったところで、次は実際に自分に合うものをどうやって選べばよいのか?大切なポイントを2つお伝えします。

選び方1. 「普段のメイクの種類」

まず1つ目のポイントは、「普段のメイクの種類」です。

メイク道具は、基本は油性のものをベースに、肌に密着し崩れにくくするよう作られています。メイク道具とクレンジング剤それぞれが含む成分の相性を合わせることで、より落としやすく肌への負担が少ないクレンジング剤を見つけることができます。

みかさん それでは、普段のメイクで使用するファンデーションの種類をベースに考えてみましょう。
ファンデーションの種類おすすめのクレンジング
リキッドファンデーション派オイルタイプやリキッドタイプが相性◎。
クリームファンデーション派オイル、リキッドタイプに加えクリームタイプも◎。
BB・CCクリームorパウダーだけ派ミルクタイプやジェルタイプが◎。


このように、ファンデーション1つとっても、種類によりクレンジング剤のタイプとの相性があるんです。

選び方2. 「自分の肌タイプ」

2つ目のポイントは、「自分の肌タイプ」に合わせることです。自分の肌タイプに合わせて、クレンジング剤が与えるメリットやデメリットを考えることが大事です。

肌タイプクレンジング剤の選び方
普通肌基本的にどのタイプのクレンジング剤を使っても問題ないので、普段のメイクの種類を基準に考えればOK
脂性肌おすすめはリキッドやジェルタイプのクレンジング剤。気を付けたいのはクリームタイプ。ニキビの増加につながることも。
乾燥肌ミルクやクリームタイプがおすすめです。乾燥肌の方にはオイルタイプは嫌煙されがちですが、しっかりメイクの方は試してみるのもおすすめです。
敏感肌なるべく肌に負担をかけたくないので、低刺激のミルクタイプが安心。


刺激や脱脂力が強いということで、避けられがちなオイルタイプも、意外とアトピー肌の方に合う場合もあります。

みかさん 普段のメイクに加え、元々の自分の肌質にも合わせて、普段のメイクを落としきれるタイプのクレンジングが選べるとベストです。

クレンジングのやり方

普段メイクをしている方の夜のクレンジングは、メイク落としでメイクを落として、洗顔をする「ダブル洗顔」が基本です。

 

朝は洗顔フォームで洗顔している方が多いと思いますが、私がおすすめしているのは、Tゾーンなど皮脂が出る部分は洗顔料をつけて洗い、他は水洗いをする洗顔のやり方です。

みかさん なぜなら、肌にはたくさんの良い常在菌がいます。この菌が洗顔料を使用すると、いなくなってしまうのです。

その為できる限り良い常在菌は残して、不要なものだけを取り除きたいのです。そのため、洗顔料は部分使いを推奨しています。

みかさん 更に、基本的に洗顔は一日二回までで!と私はお伝えしています。

それ以上洗い過ぎてしまうと、落としすぎてしまった皮脂が過剰に作られ、お肌を更にテカテカにさせてしまったり、ニキビを増やす原因になってしまいます。ですので、例えばニキビがすごく気になる方やオイリー肌と呼ばれる方も、一日二回以上は洗顔しないようにと私は伝えしています。

 

肌が敏感な状態の時には、水洗いのみで押さえ拭きをするなど、できる限り刺激を与えないようにしましょう。

クレンジング剤の使い方の注意点

自分に合うクレンジングのタイプややり方がわかったら、最後に抑えるべきは正しくクレンジングを行えるようになることです。メイクは落としきることが大切ですが、皮脂や水分は落とし切ってはいけません!あくまで「不要なものだけ落とすこと」。

 

その為、クレンジングの使い方でぜひ気を付けていただきたいことが3つあります。

注意点1.お湯の温度

お湯の温度は体温より上げないようにしましょう。

洗顔時のお湯の温度が高いと、どうしても熱が水分蒸発を促してしまいます。オイルタイプのクレンジング剤を使う方などは特に、熱いお湯の方が油分の落ちが良いように思ってしまいますが、顔の水分を奪ってしまうのでNGです。理想は36°のぬるま湯で洗うようにしましょう。

注意点2.顔のこすり方

顔を強くこすりすぎないようにしましょう。

これは気を付けている方も多いと思いますが、目安は顔の表情が変わらないくらいのタッチで行うこと。マニキュアを落とすとき、除光液を爪の表面上で浮かせてこするのと同じ感覚で、肌の上でクレンジング剤を少し浮かせ、優しく円を描くように行いましょう。

注意点3.クレンジングの時間

手早く、短時間で行うようにしましょう。

ニキビがあるときなど、その部分を気にして念入りにクレンジングを行ってしまう方も多いかと思います。だけどこれはNGです。

 

クレンジングは、肌への負担を出来る限り少なく行うことが大切なので、自分に合うクレンジング剤を使って、できるだけ素早く終わらせましょう。

ポイントメイク落としは必要か?

メイク落とし

エステサロンでは一般的に、クレンジングの時に、先にポイントメイク落とし(アイメイクやリップなどの濃いメイクを落とす作業)をしてから、全体のメイク落としを行います。そしてその後に、泡タイプの洗顔料などを用いて、洗顔を行います。

 

しかし、ご自宅で「ポイントメイク落とし」から行っている方は、とても少ないのではないでしょうか。おそらくほとんどの方が、はじめから顔全体をクレンジングされていると思います。

 

アイメイクやリップメイクをほとんどしない方はそれでOKです。しかし、しっかりメイクした日や、普段からしっかりメイクがお好きな方は、ポイントメイク落としを取り入れてみませんか?

 

もちろん一手間かかってしまいます。だけど取り入れるメリットが高いのです。

まぶたや唇は、特にメイクが濃くなりやすい場所ですが、皮膚は薄くとてもデリケートです。そのため、年齢のサインが出やすくなっています。しかし、メイクでも擦られ、クレンジングでもごしごし擦られ…では、薄い皮膚に負担がかかる一方です。

 

ひと手間はかかりますが、先にポイントメイク落としで、目元と口元を落とすだけでも、クレンジングでの負担が減らせます。

 

やり方は簡単。濡らしたコットンの上に、ポイントメイク落としをたっぷり含ませます。それをまぶたや唇の上に乗せて、メイクを浮かせ、コットンに馴染ませます。ポイントは擦らないこと。

みかさん この一手間を加えるだけで、まぶたや唇のシワ予防、くすみの解消につながりますよ!

まとめ

今回は、クレンジングの種類や選び方、ポイントまでご紹介させていただきました。クレンジングについて、ある程度知識がある方も、あまりよく知らなかったという方も、クレンジングってやっぱり大切なんだ!という事が、お分かり頂けたかと思います。美肌作りの第一歩として、ご自身のクレンジングをぜひ見直すきっかけにして頂けたら嬉しいです。

この記事を書いた人
河野 美花
セラピスト
LINE友達申請
無料会員登録