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ボルダリングのルールは意外と簡単!基本ルールから初心者がやりがちなルール違反まで

MYREVO編集部
当サイトの監修・執筆者

最近、ボルダリングジムが各地に増えています。

 

ボルダリングをすることで楽しく体を鍛えられることが人気の理由のようですが、自分も始めてみたい!と思っても、どのようなスポーツで、どのようなルールがあるのかを知らないと不安で一歩踏み出しにくいですよね。

 

そこで、この記事では、ボルダリングの特徴やスポーツ・競技としてのルールについてご紹介します。

ボルダリングとは

ボルダリングに詳しくない方のために、まずはボルダリングの特徴をご説明します。

 

東京五輪の種目にも入っている今注目のスポーツ・競技、それがボルダリングです。

一般的にボルダリングは、岩を登るスポーツクライミングの一つに数えられています。クライミングには、フリー・スタイルとスポーツ・スタイルがあり、どちらもロープ等で安全を確保した上で行われるものです。

 

しかし、ボルダリングは、純粋にクライムを楽しめるように安全装置のロープを使わず、体一つで岩壁に立ち向かうスポーツです。

 

壁の高さは5メートル以下で、クライミングの中では比較的低い壁であるのも特徴です。大人の男性だけでなく、女性や子どもの方にも楽しんでできることから、さまざまな層から人気を得ています。

 

そして何より、ボルダリングの魅力は、登ることに対して楽しさを感じられることでしょう。「登る動作が楽しい」、「登る時の動きを解明するのが楽しい」、「登りきった時の達成感を味わえるのが楽しい」といった具合です。

 

ボルダリングを始めるにあたっては、まずはボルダリングの基本的な用語を知っておくことがおすすめです。

 

クライミング独特の用語があり、覚えておかないと何の事を指しているのかわからない場合や、ルールを理解する際に苦戦してしまうので、まずはこれからご紹介する12の基本の用語をおさえておきましょう!

ボルダリングの基本用語

それでは、ボルダリングで使われる基本用語の意味を簡単にご解説します。

最も基本的な2つの用語

ボルダリングがカテゴライズされているフリークライミングは、人工的な補助を一切使用せず、自然の岩や壁を使って登りきるスポーツ・競技のことです。

まずは、ボルダリングジムに行った際、最初に耳にするであろう基本の用語、壁(ウォール)とホールドについて説明します。

 

<壁(ウォール)>

オーバーハングという種類のボルダリングの壁

クライミングのための壁のことです。

 

ジムスポーツの場合、高さはボルダリングで5メートル以下。どれくらい低いかに規定はなく、クライミング初心者は低い壁で練習できる点や斜度の緩いものを選択することができる利点があります。

 

<ホールド>

ボルダリングのカバという種類のホールド

ボルダリングで使う壁についている石のことです。

このホールドを掴んだり足場にすることで壁を登りきることを目指します。スタートやゴールもホールドの場所が決まっています。

 

<ボーナスホールド>

ホールドに関連して、ボルダリングを競技で行う場合に、ボーナスポイントをカウントするためのホールドをボーナスホールドと呼びます。トライの数で並んだ時に、ボーナスポイントで順位を競うのに使われます。

必要な用具・道具の3つの用語

次に、登る時に使用する用具や道具について、チョーク、シューズ、クラッシュパッドの3つを説明します。

 

<チョーク>

チョーク

炭酸マグネシウムなどの粉を手につけることで、汗で滑るのを防ぐ役割がある道具の一つです。

競技後の手洗いで後始末が大変な松ヤニ(ロジン)が含まれる製品もあるのでどれを使うかには注意が必要です。

 

<シューズ>

ボルダリングのシューズ

クライミングをするための靴のことです。シューズの種類は3つあります。

<靴(シューズ)の種類>
  1. 紐締め(シューレース)タイプ:締め加減で調節。慣れないと調節に時間がかかる。
  2. ベルロックタイプ:紐締めよりも調節が簡易的だが、細かい調整が難しい。
  3. スリッパタイプ:着脱が簡単。その分、サイズのあったものや使用時の幅伸びに注意。

 

ジムでレンタルする場合、ベルロックタイプが良く使われます。

 

<クラッシュパッド>

衝撃を吸収する専用のマットのことです。30センチほどの暑さが標準です。

 

これを敷かないと、専用のクライミングシューズは着地に向いたシューズではないため、足をケガしたりします。

また、壁が低くてもマットを引かないと落下時に身体に危険が及ぶことがあります。

ボルダリングに挑戦する上で知っておきたい用語

用語として最後に、スポーツや競技として挑戦する場合におさえておきたい、コース、級(グレード)、ムーブ、トライなどの用語をご説明します。

 

<コース>

ボルダリングジム

競技会などで選手が挑む壁登りの課題のことをコースと呼びます。

難易度が高いほど、このコースの設定や使うホールドの指定が厳しくなります。

 

<級(グレード)>

ボルダリング級

壁の難易度のことを等級ごとに分けて級(グレード)で表記します。8「級」~6「段」まであり、どのコースに挑むかは人によって異なります。

競技の場合、下見するまでコースの難易度がわからないようにしてあります。

 

<ムーブ>

ボルダリングジム

ボルダリングでホールドなどを使って登るときの「動き」を指します。

 

<トライ>

ボルダリングの競技会やスポーツ種目では、壁を登りきったのにかかったトライの数で順位を競います。

 

<アテンプト>

ボルダリングのコースを登ることを試みることです。

スタートするときのホールドの保持や体勢などの規定を定めている競技で使われる用語です。主にトライと同じ意味です。

 

そのポイントで勝敗を分ける基準をアテンプトの数やトライの数と呼びます。

 

<スポッター>

壁を登る人の中には、ボルダリングに慣れていない人のために補助をする人を置くことがあります。

中には補助人を必ず置くケースも。それらをスポッターと呼びます。

 

用語を理解したところで、次は基本のルールをおさえていきましょう!

「どこから登り始めればいいのか?ホールドの番号や色があるけど、どんな意味があるのか?」など、基本的なルールについて解説します。

ボルダリングの基本ルール

ここでは、ボルダリングを始める人が、これさえ知っておけばコースの登り下りをするのに困らない基本的な4つのルールを解説します。

スタートとゴールとは?ルールや決まりごと

ボルダリングはスポーツ競技として、どこからでも無造作にスタートすればOK、というスポーツ・競技ではありません。

 

必ずスタートとゴールが設定されていて、特定の形から競技(登り)を始めます。その基本は、練習であっても変わりません。

<スタート時の決まりごと>

スタート時には、まず「スタート」や「S」と書かれた札・テープを確認します。そのホールドを掴んでスタートするという目印です。

体勢は、スタンディングスタートでホールドに手に触れた状態から始まります。両手足をさらに細かく右手・Sなどスタート設定することもあります。

 

<ゴールの決まりごと>

「ゴール」や「G」と書かれたゴールが登り切った証明となるホールドです。左右の手でそのホールドを2~3秒掴むことができれば、ゴールとなります。

競技で正式に競う場合、ジャパンカップでは2秒以上がルールとして採用されています。

ホールドの色の意味は?

ボルダリングのピンチという種類のホールド

難易度ごとに、スタートやゴールが設定されているので、どのグレードで登るのかを確かめた後、スタートとゴールを確認します。

そして、ジムや練習場では、グレードにあわせた色や番号などが振ってあるケースが多いです。これをマーキングと正式には呼びます。

 

ホールドに色がある場合は、グレードごとの色分けで、3級なら白、2段以上なら緑といったように分けられます。

ちなみに、2級は青、3級はオレンジなどです。コースや課題の設定による誘導やスタートゴールを規定するための色分けです。

壁に貼られたテープ(色や数字)の意味

スタートで説明したようにホールドには、指定のテープ記号が記載されています。

その際に、スタート(S)表記の近くに数字が書かれていることがあります。それは難易度によって、コースを決定する時に使われます。

 

例えば、「2」とあった場合、その意味は、「手で掴めるホールドは2のみ」、「足は自由な形」でといった競技時に縛りをかけることです。同じ数字があるホールドしか、手で掴んで進むことはできません。

 

ただし、ボルダリングでは、ホールドだけが使えるものではありません。

 

手や足場として使いやすいホールドですが、足で壁を蹴ることもできます。そのため、壁を足場にして一時的に登ることもルール上は許されています。もちろん、壁の端や壁のボルトを使うことは認められないことがあります。

 

進むことのできるコースが限定され、その上テープによる数字の指定があると、使いたくても使えないホールドが出てきます。そのため、難易度が上がるほど、どうやって登るのかを短時間の内に思考してシミュレーションする必要があります。特に、練習の時から決まった時間内でコースの攻略を考えることが大切です。

 

ボルダリング競技では、2分のオブザベーション(下見)と5分の競技時間が与えられます。このとき、普段から馴れ親しんだコースではなく、競技で使われるコースはいずれも初見になるように公平性が保たれています。初めてのコースでも登り切れるかが正式な競技では試されます。

 

基本的なルールを把握したところで、次に初心者の場合、ついやってしまいがちなルール(マナー)違反をご紹介します。

 

知らないと他の人に迷惑をかけてしまう、危険が生じることがあります。ボルダリング初心者の方は、しっかりおさえておいてください。それでは、ボルダリングジムでやりがちなルール(マナー)違反の例について取り上げます。

初心者がやりがちなルール違反

初心者の中には、ボルダリングジムで登る時に使用する道具や暗黙の了解を理解していないためにルール(マナー)違反をしてしまうことがあります。

 

ここからは、8つのやりがちなルール違反について紹介します。

一定回数・時間以上、繰り返して登る

ボルダリングジムは、多数の人が登りを楽しむことが目的で参加します。

 

確かに競技の性質上、繰り返しコースを登るのは悪いことではありません。しかし、一定時間以上、何度もコースを繰り返し登っているとマナー違反ととられます。

 

順番待ちをしている人がいると、終わったら交代するのがマナーである場合、同じ人が繰り返し登るのはNG。待っている人からすればその人が身勝手に独占している形です。

 

また、競技のルールとしては数分のトライをしたら休憩(終了)しなければなりません。

課題のコース以外にそれる

ボルダリングはコースによって難易度を分けているため、課題のコース以外のホールドを使ったり、コースから完全に外れても登り続けると、せっかくの競技やスポーツとしての意義を失います。

 

中でも、考えることの楽しみがなくなってしまいます。

ただ登るだけであれば誰でもできます。決められたコースの難易度をいかに登り切るかを忘れないようにしましょう。

壁の上から飛び降りる

コースをクリアした後、背が低い方の中には、足がつかずに飛び乗る方もいます。

これ自体はルールでも認められていて飛び乗ったり飛び降りる行為に問題はありません。

 

しかし、足をつく人が、わざわざ壁の上部から飛び降りるのはマナー違反です。

マットが早く磨耗してしまう上に、下の注意確認がおろそかになっただけでケガをさせてしまう危険があるからです。

 

また、飛び降りる自身にとっても足首や足回りの怪我を誘発する可能性があるので、飛び降りないのが原則です。

途中でコースが無理になった場合は、ホールドを使って下に向かって進んで、下まで行ったら壁から降りましょう。

休憩時間の過ごし方

ボルダリング

ボルダリングジムで壁を登っていない間、休憩時間をどのように過ごせばよいのかその方法やルール(マナー)についてお伝えします。

壁から距離をとって休む

ボルダリングジムは同じ難易度のコースに人が集中することがあります。そのとき、休憩をとるのに壁に近すぎると、思わぬケガをすることがあります。

 

落ちるだけでなく、蹴られたり、体が接触して転倒するなどもありえます。

トライしている人のマットの上に乗らない

順番待ちや通路として歩く場合に、トライ中のマットの上には絶対に乗らないようにしましょう。

 

登っている途中で、失敗時に落ちることは十分にあります。両者ケガのリスクがあるので、トライする人以外はマットの上には絶対に乗らないように気をつけます。

オブザベーションで騒がない

オブザベーションは、壁を登るために攻略を考えるための貴重な時間です。騒がず、真剣に登り方を考えるのがマナーです。

順番を割り込んで登らない

ジムによって待っている人がどういった形で待機するかは、それぞれ違います。順番を守るという意味でもそのジムのルールにしたがって、順番を待ちましょう。

 

割り込んでいきなり登り始めるなどすれば、待っている人からすれば、いい気はしません。

シューズのまま出歩かない

ボルダリングジムでレンタルされているクライミング用のシューズは、歩き用にはできていません。トイレや外へシューズをはいたまま移動しないことはスタッフの最初の説明で必ずされるので、間違えてそのまま出歩かないようにしましょう。

 

次使う人にとってもシューズが汚れていたり、破損しているのは困るでしょう。

 

初心者として、最低限のルールやマナーを理解できたら、いざというときの対策について考えてみましょう。

 

ジムで登ってみたはいいけど、基本ルールを忘れてしまったり、具体的にどんな登り方が効率的なのか知りたいなど。初心者ならではの疑問を解決する方法についてご紹介します。

ジムでルールがわからなくなったら

初心者だからこそ、すぐにはルールに慣れることができなかったり知らないこともあります。

ここでは、ジムでルールがわからなくなってしまったときにどうすれば良いか対応策について4つ紹介します。

初心者体験レッスンがおすすめ

ルールを十分に理解していないと、高い難易度に挑戦できません。

早く、次のステージに行きたい方、ルールを途中で忘れてしまった初心者、いきなり挑戦はハードルが高い方におすすめなのは、「初心者体験レッスン」に参加することです。

 

ジムの初心者体験に申し込むことで、基本的なルールだけでなく、登り方のアドバイスや周りが初心者ばかりだから気兼ねなく教えてもらうことができます。

ジムでスタッフに聞こう

初心者であることを生かして、ジムでスタッフに聞くのもよいでしょう。

あまりにも聞いてばかりで、同じことを何度も忘れて聞いてばかりはもちろんダメです。

 

成長しない上に、スタッフの仕事の邪魔にもなるので、忘れないようにしっかりと一回で覚えるようにします。それでどうしても分からない時だけ聞きましょう。

ボルダリングのおすすめ書籍

スタッフに聴く勇気がない方や基本的なルールくらいは自分で知りたい方は、書籍を数冊購入して、ルールを覚えたり、上手に登れるように活用しましょう。

 

おすすめは、基本的なルールやテクニックの書かれたこの2冊。

『インドア・ボルダリング練習帖 (RS Books)』『ROCK&SNOW』編集部

インドア・ボルダリング練習帖 (RS Books)

『ジュニアのための ボルダリング 実践テク上達バイブル (コツがわかる本!ジュニアシリーズ)』小山田 大

ジュニアのための ボルダリング 実践テク上達バイブル (コツがわかる本!ジュニアシリーズ)

ジュニア向けにも紹介されている書籍なので、早いうちからボルダリングを始めて練習や訓練を積む方法やその意義についても知ることができます。

 

そして、少し実践的なテクニックを初心者として学びたい方は、この2冊がおすすめです。

『実践テクを極める!ボルダリングレベルアップのコツ コツがわかる本』渡邉 数馬

『ボルダリング 基本ムーブと攻略法 (PERFECT LESSON BOOK)』野口啓代

ボルダリング 基本ムーブと攻略法 (PERFECT LESSON BOOK)

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この記事にはルールの基本となる部分を詳しく紹介しているのでブックマークしておいて、分からなくなった時に読み返すのも良いでしょう。

まとめ

ボルダリングの用語やルールについてこの記事ではお伝えしました。

クライミングスポーツは専用の道具が必要になることが多く、それらを用意するのが大変と思われるかもしれません。

 

ですが、この記事からもわかるように、ボルダリングはチョーク(バッグ)、靴(クライミングシューズ)と設備があれば誰でもできるスポーツ・競技です。

 

壁やマット、チョークに加えて、靴もレンタルでジムが用意してくれるので、スポーツとして楽しむだけなら自分専用の道具はほとんど必要ありません。細かいルールや基本的なマナーはジムでボルダリングを楽しむためには欠かせません。

 

最低限のマナーを守り、ルールを覚えて実践的なスポーツとして挑戦してみましょう。

この記事を書いた人
MYREVO編集部
MYREVO編集部

MYREVOはパーソナルトレーニングジム、ヨガスタジオ、
ストレッチ、ダイエット、ランニングに関する
プロ集団が著者・監修を担当

パーソナルトレーナー

山本耕一郎

パーソナルトレーナー

斎藤裕香

パーソナルトレーナー

松浦晴輝

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YOKO

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