ヨガで筋肉痛になることはありませんか?
「私のやり方が違っていたのかな?」「筋肉痛でもいつも通りヨガをしていいの?」いろいろな疑問が浮かびますよね。
筋肉痛の原因が、日頃使っていない筋肉が使われているだけなら良いですがたまに自分のやり方が違ったのか不安になることも。体を休ませるべきなのか、動かすべきなのかも迷いどころですよね。
ヨガインストラクター斉藤玲奈
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自身の体験を通し、病気や体の不調に悩んでいる人、そして自分では気づかない不調を抱え頑張る人にこそ、呼吸が変われば、ココロが変わり、カラダが変わることを知ってほしい。その想いで、ヨガインストラクターとして活動。全米ヨガアライアンスRYT200取得/インナービューティープランナー |
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筋肉痛の原因は諸説考えられていて、かつては疲労によって乳酸が蓄積されることだとされていました。しかし、それに矛盾する研究成果が登場するなどして、それが筋肉痛の原因である可能性は低いと考えられるようになりました。
現在筋肉痛は、運動することによって筋繊維と呼ばれる筋肉を構成している細かい細胞が傷つき、それを修復しようとする際に起こる痛みだと考えられています。
ヨガをして筋肉痛になると、「ポーズが上手くできていないのでは?」という不安があるかと思いますが、実は経験豊富なヨガインストラクターでも筋肉痛になることはあります。
筋肉痛になるということは必ずしも悪いことではなくて、普段使えていない筋肉を集中して使えたという証拠でもあるので、そこまで心配する必要はありません。
むしろ私の生徒さんでも、筋肉痛になるとヨガを頑張ったように感じて嬉しい気持ちになる生徒さんが多いような気がします。
では、ヨガで筋肉痛になるのはなぜなのでしょうか?いくつか理由をご紹介します。
このタイプの筋肉痛は、ヨガに慣れた人でもなりうるので、初心者の方で筋肉痛になったからと言って特に心配する必要はないでしょう。むしろ初心者であるほど今まで使ってこなかった筋肉が多いので、ヨガをするたびに新しい場所が筋肉痛になるはずです。
この場合は、少し注意が必要です。例えば、少し難易度の高いポーズに挑戦する時。周りの人に追い付こうと無理をしてしまい、自分が動ける限界を超えてしまったために筋肉を痛めてしまうことがあります。
これは、初心者にありがちかもしれません。十分なウォーミングアップをしないままヨガの動きをしてしまうことでも筋肉痛は起こります。
ヨガで筋肉痛になるのは、必ずしも悪いことではありません。普段使えていない筋肉を使えている証拠ですし、ヨガを練習しているからそこなるもの。あまり気にしないことも大切です。
しかし、なるべく筋肉痛は軽い方が良いですよね。そんな方はウォーミングアップをしっかりやってあげましょう。
ウォーミングアップといっても、簡単なもので大丈夫。手首や足首などの末端をまずはぐるぐると回してから、両手を上にあげて左右に倒れながら伸ばしてあげるだけでも身体のスイッチは入ってくれるのでOK。
難易度の高いポーズや動きの多いポーズなどは、体がしっかり温まった後に行うようにすると筋肉痛や怪我になる可能性が下がります。
では、筋肉痛になった時にはヨガはお休みした方が良いのか、ヨガをしても良いのか、どうなのでしょう。
筋肉痛とは、筋繊維が傷ついて、それを修復する際に出る痛みです。ですから、筋肉を休めてあげることで筋繊維の修復をはやく促すのも大切です。
その反面、適度にヨガをしてあげることで血流が促進され、筋肉痛が緩和される面もあります。
ですので、ヨガをする頻度を落としてリラックス系のポーズを増やしつつ体を休めさせながらも、適度に動くことで血流を促進させてあげるのが良いでしょう。
筋肉痛の時は、筋繊維の修復を早めるためにも十分な休息を取る事が大切です。そのために、例えば毎日ヨガをしている人は1日おきに変えてみるのも良いでしょう。
もしくは、普段よりもレッスンの合間に休息のポーズを増やすことで1つのレッスンでかかる負荷を下げてあげるのも良いでしょう。
また、筋肉痛の時は難しいポーズや体への負荷が高いポーズは避けるようにしましょう。
筋肉痛の時はその筋肉をかばうように他の筋肉が使われるなどして、いつも通りの動きがしにくいです。その時に無理して難易度の高いポーズに挑戦すると使うべき筋肉を使えずに怪我の元にもなってしまい、筋肉を痛めてしまう可能性があります。
リラックス系のポーズを多めにするなどして普段よりもハードルを下げてあげましょう。
適度にヨガをすることで筋肉痛を和らげる効果が期待できることをお伝えしてきました。ヨガは様々な効果があると言われていますが、その効果は筋肉痛緩和に限ったことではありません!例えば、肩こりや腰痛の緩和にも効果が期待できるのです。
以上、ヨガと筋肉痛との関係についてご紹介してきました。筋肉痛になったら少し頻度を落としながらリラックスしてヨガを楽しんでくださいね。