「最近、太ってきたけど運動するのも面倒」
そんな方にちょうどいいのが、バランスボールを使ったエクササイズ。
バランスボールのエクササイズは、座りながら行えるものが多く、楽に続けられるのが特徴です。
これまで、ランニングを始めようと思って挫折した経験がある方にも、とってもおすすめ。
そこでこの記事では、バランスボールを使った痩せる座り方や、気になる部位に合わせたエクササイズについて紹介していきます。
Contents
バランスボールを使ったダイエットの特徴には
といった点があります。
他のトレーニングなどに比べて続けやすいのが最大の特徴です。
しかし、効果的にダイエットを行うには、食事制限であったり、食事の内容も変えなければいけないので注意してください。
それでは、バランスボールで痩せる理由について詳しく見ていきましょう。
バランスボールを使ったエクササイズでは、インナーマッスルを鍛え、代謝をアップさせることにより痩せられます。
一見、ただの大きなボールであるバランスボールですが、意外にもダイエットに最適です。
そのダイエットの鍵を握るのは、バランスボールの持つ不安定さにあります。
バランスボールの上に座ると、ゆらゆらと揺れ不安定です。そうすると、まっすぐ座るために体は自然とバランスを取ろうとします。
このバランスを取るという体の動きによって、バランスを取る筋肉である「インナーマッスル」が鍛えられるのです。
インナーマッスルを使うことによるカロリーの消費と、インナーマッスルが鍛えられ筋肉量が増えたことによる基礎代謝のアップ。
この2つによって、総合的なカロリー消費量が増えダイエットに繋がっていきます。
バランスボールでのダイエットでは、バランスボールの上に座ることから始められます。
ですので、簡単に続けられます。筋トレやランニングといった運動をする必要がありません。
座るだけでも、インナーマッスルが鍛えられるので、そういったことを継続するのが苦手な方でも続けられるのが最大の特徴です。
また、運動強度が低いので、怪我のリスクもほとんどありません。
ダイエットを頑張ろうとランニングをした結果、膝を痛めてしまって、すぐにやめてしまった…なんてこともないでしょう。
ダイエットは短期間の努力だけでは、実現できません。長期間続けることが大切です。
そのような観点からみると、バランスボールを使ったダイエットは続けやすく、成功に結びつきやすいでしょう。
では、バランスボールを使ったダイエットについて紹介していきます。
正しく行うにはコツがあるので、要点を掴んでやっていきましょう。
痩せるためには、体幹を鍛えられる正しい姿勢を取る必要があります。
普段の姿勢のままでは、うまくインナーマッスルを使えていません。ですので、普段の姿勢のままバランスボールの上に座っていては、いつまでたっても痩せない可能性があります。
インナーマッスルを鍛えられる正しい座り方は、次の3点がポイント。
この姿勢が守られていると、バランスを取ろうとしたときに、腹筋や背中の筋肉がしっかりと働いてくれます。
インナーマッスルが鍛えられるだけでなく、正しい姿勢をキープできるようになるので、肩こりや腰痛の改善にも効果があります。
バウンスダイエットは、先程紹介した「痩せる座り方」に動きをプラスするエクササイズです。
ただ座っているだけでもインナーマッスルを鍛えられますが、より効果を上げるには動きをつけるのが重要です。
バウンスエクササイズは、楽しくテレビを見ながらでも行えるので、非常に簡単に行なえます。
たったこれだけです。
上下に弾むだけですが、正しい姿勢をキープできていなければ、前後左右に体がぶれてしまいます。
同じ位置で上下に弾みつづけるには、正しい姿勢をキープする必要があります。
しっかりと体幹を意識して、バランスを崩さないように行いましょう。
バウンスダイエットに慣れてきたら、このバランスボールウォーキングも行うとより効果的です。
バウンスダイエットと比べると、バランス感覚が必要になるので、普段運動を全くしていない方はバランスを取るのが難しいかもしれません。
そういった場合は、バウンスダイエットができるようになってから行うといいでしょう。
最初のうちは上記の内容で行い、慣れてきたらバウンスの動きもプラスするとよりインナーマッスルに刺激がいきます。
応用編としては、右手右足を上げた状態でバウンスの動きをするパターンもあります。余裕が出てきたら行ってみてください。
冒頭でも述べたように、痩せるためにはバランスボールでのエクササイズの他に、食事も変えていく必要があります。
なぜなら、消費したカロリーよりも食べたカロリーのほうが多ければ太ってしまうからです。
太ってしまう方にありがちなのが、少量しか食べていないけれど、カロリーの高い食べ物ばかりを食べているパターン。
このような場合は、少ししか食べていないから大丈夫と思ってしまいますが、実際には自分が消費しているカロリーよりも多くカロリーを摂取してしまっている場合があります。
カロリーが高いのは、糖質や脂質です。
糖質は、いわゆる炭水化物のことでご飯やパスタのことを指し、脂質は、お肉や揚げ物などにつく脂分を指します。
糖質や脂質は、摂取量が多すぎると脂肪となってついてしまうので、摂取量に気をつけなければなりません。
糖質や脂質を含む食べ物から、食物繊維を含んだ野菜や、タンパク質を多く含む油の少ない鶏むね肉などを中心とした生活に変えていくといいでしょう。
もちろん、食べ過ぎはいけませんので、少しづつ食べる量は減らしていきましょう。
ここからは、バランスボールを使った部分痩せについて紹介していきます。
先程紹介したバランスボールのエクササイズは、インナーマッスルを鍛える有酸素運動に近いトレーニングでした。
今から解説していくトレーニングは、どちらかというと筋トレに近いトレーニングですので、運動強度はアップします。
理想のボディを手に入れるために、チャレンジしてみてください。
まずは、誰もが気になるウェスト周りのエクササイズです。
お腹の真ん中にある、腹直筋にダイレクトに効くエクササイズなので、お腹が気になる方は、是非チャレンジしてみてください。
回数をこなせない場合は、できる範囲で行うようにして、徐々にできる回数を増やしていけるようにしましょう。
背中を丸めておヘソを覗き込む際に、首だけを曲げないように注意してください。必ず背中を丸めて行いましょう。
<難しい方はこちらのエクササイズからウエストトレーニングを始めよう!>
たるみがちなお尻をヒップアップできるこのエクササイズは、「ヒップスラスト」とも呼ばれます。
お尻の筋肉だけでなく、腰まわりの筋肉も鍛えられるので、腰痛で悩んでいる方にもやってほしいエクササイズです。
お尻を上げたときに、体が一直線になるようにするのがポイントです。
お尻が下がっているとエクササイズの効果が半減するので注意しましょう。膝も90度よりも開いてしまうとお尻へ刺激がいきませんので、意識して行ってください。
<やり方解説動画>
次は、肌を露出する機会が増えると気になる二の腕のエクササイズです。
二の腕の筋肉は、上腕三頭筋と呼ばれる部位で、このエクササイズは、上腕三頭筋に刺激を与えます。
負荷も軽く、簡単に行えますし、胸の筋肉である大胸筋にも刺激を加えられます。
しっかりと肘を使って行うのが重要です。
二の腕をバランスボールに乗せてしまうとエクササイズの効果が薄くなってしまうので注意。前に押し出すときに息を吐き、引き戻す際に息を吸って行うとより効果的です。
<レベルUP!慣れてきたらこちらのトレーニングもおすすめ!>
バランスボールは、どれを見ても同じような商品に見えますが、実はいろいろな種類があります。
購入してから「失敗した!」と思わないためにも、バランスボールの選び方について学んでおきましょう。
バランスボールを新しく購入する際に、知っておきたい知識について紹介していきます。
まずは、サイズ感についてです。
バランスボールの直径には、55cm、65cm、75cmといった種類があります。
大きすぎても小さすぎてもエクササイズに支障が出るので、自分の体型に合わせて選びましょう。
に最適です。エクササイズのやりやすさに直結する部分なので、サイズは適切なものを選びたいところです。
バランスボールには、破裂するバーストタイプのもと、破裂しないノンバーストタイプのものがあります。
結論から言うと、破裂しないノンバーストタイプのものがおすすめです。
なぜなら、バーストタイプのものだと、破裂した際にボールに乗っていると体を地面にぶつけてしまうから。エクササイズで痛い思いはしたくないところ。
安全にエクササイズを行いたい方には、穴が開いてもゆっくりとしぼむノンバーストタイプのバランスボールがおすすめです。
ノンバーストタイプであれば、価格はおよそ2,000~3,000円程度で手に入るでしょう。
バランスボールで得られるのは、ダイエット効果だけではありません。
他にも、
といった効果が得られます。
順番に説明していきましょう。
バランスボールは、骨盤のゆがみを改善するのにも最適です。
なぜなら、他のトレーニングやエクササイズでは、あまり鍛えられない骨盤まわりの筋肉を鍛えられるから。
デスクワークばかり行っている現代人は、骨盤周りの筋肉を動かさないため、凝り固まってしまっています。それが、悪い姿勢だと悪い状態で固まってしまい、骨格が歪んできます。
しかし、バランスボールを使ったエクササイズを行えば、それらの問題を解消できるのです。
姿勢が悪いという自覚があるのであれば、バランスボールを使ったエクササイズを行うことをおすすめします。
バランスボールは、腰痛も軽減してくれます。
なぜかというと、多くの腰痛の原因である、腰回りやお腹の筋肉の衰えをカバーし、なおかつ骨盤の歪みも解消できるからです。
デスクワークやソファに座った悪い姿勢、それに加えて、運動不足で弱った腰回りの筋肉をバランスボールは、ちょうど良い負荷で鍛えてくれます。
軽度の腰痛に悩まされているのであれば、バランスボールを使ったエクササイズにチャレンジはするのがおすすめです。
ただし、重度の腰痛の方は、症状を悪化させる恐れがあるので、行わないようにしてください。
バランスボールは、ダイエットの第一歩として最適。
普段、運動を全くせず、仕事もデスクワークという方には、最もおすすめできるエクササイズです。
まずは、バランスボールエクササイズを習慣にしてみて、体の変化を感じてみてください!
<今回の記事でトレーニング動画を実践してくれた講師陣のご紹介>
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ストレッチトレーナー山崎 友佳
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e-stretch代官山店で担当顧客数・指名獲得数店舗1位のトレーナー。保有資格:T-Fit認定パーソナルトレーナー NESTA-PFT全米エクササイズトレーナー ピラティストレーナー |