筋トレをしてダイエットを目指す方も少なくありません。特に、男性の場合は、筋トレに取り組むことで、筋肉質で引き締った細マッチョな体を手に入れることができます。
そこで、今回の記事では、男性が筋トレでダイエットをする際のポイントをご紹介していきます。
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痩せたい人におすすめなのが筋トレです。
ここでは男性のダイエットに筋トレが効果的であるかの理由をそれぞれ紹介していきます。
筋トレの説明で欠かせないのが、有酸素運動と無酸素運動です。両者の違いは、エネルギーを作るときに酸素を必要とするか否かです。
無酸素運動は、酸素を使わずにグリコーゲンを分解してエネルギーにします。このとき、細胞内で起こる反応に酸素は使われません。筋トレは無酸素運動に分類されます。
対して、有酸素運動は、長い時間運動するのに向いていて、酸素を使ってエネルギーを作ります。
ここから分かるように、酸素をエネルギーに活用しない筋トレは、運動強度の高いトレーニングといえるのです。
筋トレは無酸素運動であり、トレーニングを続けることで筋肉が大きく成長します。それによって基礎代謝も上がります。
生命維持のため、何もせずじっとしている際に消費するエネルギーのこと
筋トレは筋肉量を増やし、基礎代謝の増加に貢献してくれます。そのため、1日のカロリー消費量を増やしてくれるのです。
ダイエット目的の場合、筋トレを有酸素運動の前に行うことで、脂肪燃焼効果を促すことが分かっています。
体は糖質から脂質の順番でエネルギーを使います。
筋トレは糖質をエネルギーとして消費するため、筋トレで糖質を消費してから有酸素運動をすることで、脂肪を燃焼しやすくできるのです。
筋トレがダイエットにさまざまな効果をもたらすことが分かったら、今度は筋トレでやせるべき理由について取り上げます。
ダイエットを目指す男性にとって、筋トレは欠かせません。
もちろん、有酸素運動でも痩せますが、持続筋ばかりを鍛えているとマラソン選手のような細身の体型になります。
もし、筋トレをしたらマッチョになってしまうと気にしている男性がいたら、心配は不要です。
筋トレですぐに短期間で筋肉がボディビルダーのような体型になってしまうことはありません。長期間、ハードなトレーニングを取り入れる必要があり、太る才能も必要です。
ここからは、ただ細くなるのではなく、適度に筋肉が付いた細マッチョになるための筋トレ方法をさらに伝えていきます。
まずは、筋肉のインナーマッスルとアウターマッスルの理解を深めてみましょう。
男性が筋トレでダイエットを進める場合は、インナーマッスルとアウターマッスルをセットで鍛える必要があります。
インナーマッスルとアウターマッスルの違いは次の通りです。
インナーマッスル:関節部分や筋肉の深部などに位置する筋肉のこと。
アウターマッスル:外縁部に位置する外側の筋肉のこと。
ダイエットでは、両方を一緒に鍛えることが有効です。
インナーマッスルを鍛えれば筋肉の可動範囲やトレーニング動作の効率を高めることができ、アウターマッスルを鍛えれば筋肉の肥大による基礎代謝の向上が図れます。
男性は筋肉量がホルモンの影響で女性よりも多いので、インナーマッスルの鍛錬がおろそかになるケースも少なくありません。
アウターマッスルだけでなく、インナーマッスルを両方鍛えれば、より効率が上がるのです。
インナーマッスルとアウターマッスルの特徴やメリットの次は実践編です。
今度は実際に自宅でできるトレーニングを見てみましょう。
ここでは、自宅で簡単に行えて高い効果が期待できるダイエット用の筋トレメニューについて紹介します。
インナーマッスルを鍛えられる3種類とアウターマッスルの3種類を順にやり方を説明しましょう。
まずはプランクの方法です。主に腹筋が鍛えられます。
ハンドニーは、四つん這いの状態で手足をそれぞれ上げていくトレーニングです。体全身、腰周りやお腹のインナーマッスルが鍛えられます。
V字シットアップは体を起こすトレーニングです。腹筋のインナーマッスルが鍛えられます。
ワイドスクワットは、スクワットの負荷を高めた筋トレです。主に大腿筋(大腿四頭筋・ハムストリングス、大腿二頭筋)を鍛えます。
プッシュアップは腕立て伏せのことです。このメニューでは上腕三頭筋を鍛えられます。
クランチは腹筋運動の一種で、ベンチや椅子を使って行うのが特徴です。主に腹筋(腹直筋・腹斜筋)が鍛えられます。
インナー・アウターマッスルそれぞれのメニューを紹介したところで、今度はジムのトレーニングについて見てみましょう。
ここでは、ジムでいますぐできる高いダイエット効果が期待される筋トレメニューを紹介します。
それぞれ、インナーマッスルを2種類、アウターマッスルを2種類のやり方を説明します。
今日はトーソローテーションをとりいれてやりまくってみた。横っ腹が痛くて気持ちイー #トーソローテーション pic.twitter.com/HK1MUK5s
— YO-SIN KID (@YOSINKID) October 19, 2012
トーソローテーションはマシンを使った腰を左右にひねるジム用トレーニングです。
腹斜筋のインナーマッスルを鍛えられます。
乗馬フィットネスはジムなどに用意されている「ジョーバ」など乗馬フィットネスマシンのことです。
骨盤や腹部、胴部分のインナーマッスルを鍛えることができます。
足を後ろに曲げたり、伸ばしたり、手をお腹の前に持ってくるなど、姿勢によって、あらゆる部分のインナーマッスルを鍛えられます。
アブドミナル・クランチは腹筋(特に腹直筋)を鍛えるための専用マシンです。
ライイング・レッグ・カールは太ももの大腿筋(大腿二頭筋)を鍛えるレッグ・カールの応用トレーニングです。
ジムのトレーニングについてやり方が分かったら、今度は自宅でも活用できるダイエットのための筋トレアイテムをお伝えします。
これまでに、自宅でできる筋トレについて、必要なアイテムやグッズをいくつか紹介しましょう。
まず、インナーマッスルを鍛えられるのに活用できるバランスボールです。
人気商品として、「東急スポーツオアシス フィットネスクラブがつくった バランスボール 55cm (リング & エクササイズDVD & ハンドポンプ付き) FB-600」では、単品ではなく、DVDや固定するリングも付いてきます。
次に、インナーマッスルで重宝するチューブです。
商品では、「TheFitLife フィットネスチューブ トレーニングチューブ トレーニングバンド チューブ 筋トレ – 天然ラテックス製 懸垂アシスト 懸垂補助 チューブ トレーニング ヨガ リハビリ ストレッチ 4レベル負荷 収納ポーチ・日本語説明書付」が評価の高さや使い勝手の良さでおすすめです。
筋トレアイテムや実際の商品を紹介したところで、次はダイエットで重要な食事についても見てみましょう。
ダイエットは運動だけではできません。
体重をキープはできても痩せるためには根本的に食事を見直す必要があります。
そこで、おすすめしたいのがPFCバランスという食事法です。
PFCはそれぞれたんぱく質・脂肪・炭水化物のことを指します。このバランスを1~2割、2~3割、5~6割にする方法がPFCバランスです。
食事の必要カロリーを計算して、割合に当てはめながらそれぞれのバランスを決めていきます。
最初はおよその割合でよいので、カロリーの分配から簡単に食事量を調整してみましょう。
どれか1つでも極端に偏るダイエットは、体に良くない不健康なダイエットです。筋肉や精神にとって良くないので、筋トレを取り入れたダイエットでは、特にPFCバランスの黄金比を意識してみましょう。
では次に、PFCバランスを浴するためにプロテインの活用方法についても見てみましょう。
プロテインはタンパク質を摂取できるサプリメント(食品)の一種です。
PFCバランスでタンパク質の摂取を効率的に行うためには、プロテインがおすすめです。
プロテインは太ると誤解されがちですが、カロリーはそれほど高くなく、間食で一定量をとるだけでは太ることはありません。
むしろ、細マッチョを目指すためには有効です。
破壊された筋肉を修復するのにタンパク質が必要です。プロテインを活用すれば、良質なタンパク質を糖質や脂質の摂取を極力抑えながら補給することができます。
また、筋肉を修復する速さと、身体がタンパク質を吸収する量には限度があります。筋トレをした後30分以内は、通常よりもたくさんのタンパク質を吸収できる状態です。
30分以内に高品質なタンパク質と筋肉や細胞を修復するための休息をとることが、筋肥大を起こすための重要なポイントだといえます!
プロテイン以外にも筋トレの効果を倍増させるサプリメントは数多くあります。
最近であれば、HMBサプリやEAAサプリを摂取されている方も増えてきています。サプリメントもうまく活用して筋トレの効果を倍増させましょう!
今回は、男性のダイエットを筋トレで促進する方法について説明しました。
痩せるだけでなく細マッチョになるには、インナーアウターマッスルを正しく理解することです。適切なトレーニングメニューを行うことが細マッチョへの近道です。