大臀筋を鍛えると、姿勢が矯正されたり、ヒップアップや美脚効果などの見た目の美しさも手に入ります!
しかし、普段動かしていないと硬い筋肉となってしまい、いきなり動かすとトレーニング効果が減ったり、怪我の恐れもあります。そのためストレッチが大事になってきます。
そこでこの記事では簡単にできる大臀筋のストレッチをご紹介します!
お尻には私たちが生活する上では欠かせない役割を持った筋肉がいくつも存在しています。
そのためお尻のストレッチは重要な役割を担っており、意識的に筋肉を刺激してあげることで、さまざまなメリットや効果があらわれます。
まずはじめに、お尻を形成する筋肉を紹介し、各筋肉の場所や役割について解説していきます!
大臀筋(だいでんきん)とは、お尻の筋肉の中でも一番大きな筋肉のことで、臀部の中で表層に位置しています。
大臀筋が担う役割は、ハムストリングと共同して、股関節の進展や外旋、内転及び外転といった歩行動作や、ジャンプ・ランニングといったスポーツ動作などに大きく貢献しています。
また大臀筋は臀部だけでなく、骨盤や下半身全体にも影響を与える筋肉になるため、見た目的にも機能的にもストレッチして日頃から筋肉を動かしておくことが重要な部位になります。
中臀筋(ちゅうでんきん)とは、大臀筋の次に大きな筋肉で、大臀筋の上部かつ深層に位置しています。
中臀筋が担う役割は、小臀筋と共同して、股関節の外転や、内旋及び外旋されるといった骨盤を支える機能(片足立ちになった時など)や、両脚を外側に開く動作や、膝を外側や内側に向ける動きに作用します。
特に股関節の外転には密接に関わる筋肉になるため、しっかりとストレッチができておらず、損傷または機能不全となると、日常生活にも支障をきたすため、中臀筋を意識して筋肉を引き伸ばす必要があります。
小臀筋(しょうでんきん)とは、臀部に存在する中ではもっとも小さく、中臀筋の深層にある筋肉になります。
小臀筋は別名「お尻のインナーマッスル」とも言われており、中臀筋と連動して股関節の内旋や外旋、外転に作用しており、歩行のサポートや重心の維持といった動作に使われてきます。
また小臀筋は、一般的に年齢とともに機能が低下すると言われています。(中臀筋も同様)そのため、日頃からしっかりとストレッチやトレーニングを行うことで、股関節の動きを保つことができますので、中臀筋と合わせてバランス良く鍛えることやケアすることをおすすめしたい筋肉です。
大臀筋は鍛えるだけでなく、ストレッチをするだけでも十分効果を発揮します。
特にお尻の筋肉が硬い人にとっては、ストレッチを通して、柔軟性や可動域を広げてあげるだけでも、見た目的な効果や身体的機能の向上につなげることができるのです。
以下では大臀筋をストレッチすることで得られる効果をいくつか紹介します!
年齢とともにお尻の筋肉は落ちてきたり、たるんだりしがちですが、お尻の大部分を形成する大臀筋を鍛えることで、お尻を引き締めヒップアップ効果が期待できます。
またお尻はふくらはぎや太ももなど、下半身を形成する筋肉群にも大きな影響を与えるため、ヒップアップ効果だけでなく、脚長や美脚効果にもなるので、下半身のシルエットを美しくしたい人にはおすすめです!
大臀筋を鍛えることで、腰痛の予防にもつながります。腰痛は、長時間のデスクワークや運動不足によって、臀部(お尻)や太もも裏の筋肉あたりが圧迫されて、血流が悪くなることでこり固まり、骨盤の位置が傾くことによって引き起こされます。
そのため日頃から大臀筋のストレッチやトレーニングを行うことで、柔軟性や運動不足が解消され、腰痛になりにくくなります。
大臀筋の筋肉が硬いか柔らかいかによっては、人間の骨格ともなる骨盤にも影響を及ぼします。
仮に骨盤が後ろに傾いていると、猫背になったり、下っ腹がでたり、ウエストがなくなってしまったりと身体のバランスが歪んだり、不調を引き起こす原因となります。
しかし、骨盤の位置と密接に関係している大臀筋を鍛えることで、骨盤を正しい位置に強制することができるため、本来のスタイルを取り戻すことができます。
大臀筋の位置や役割、どのようなストレッチ効果があるのかを知っていただいたところで、具体的なストレッチメニューについて紹介します!
以下では大臀筋のストレッチを初級・中級・上級に分けて紹介していますので。自身のレベルにあった無理のないストレッチメニューを選んで取り組みましょう。
<ストレッチが終わったらトレーニング!大臀筋のトレーニングはこちらから>
最後に紹介するのは、大臀筋をストレッチする際におすすめのアイテムについてです。
ここではアイテムごとに、アイテムの説明や使い方、どんな効果が期待できるのかなどまとめて解説します。
ストレッチポールとは、日常生活でのデスクワークやスマホ姿勢などによって酷使した身体を、誰でも簡単にセルフケアできることをサポートしてくれる筒状の棒になります。
ストレッチポールは、日々のライフスタイルで活用されるだけでなく、プロスポーツ(アスリート)や医療の現場でも活用されており、短時間の活用でも効果が期待できます。
ストレッチポールを使うことで得られる効果は、普段使われない筋肉を緩めて骨格を整えたり、背筋や骨盤の位置を適正に戻すこと、呼吸を深くするなど、多くのメリットがあります。
ストレッチボール(球体)は、エクササイズボールやバランスボールとも呼ばれており、インナーマッスルを鍛え代謝をアップさせたい人や、座るだけでトレーニングしたい人、身体の筋肉を緩め、ストレッチを行いたい人にとって効果的なアイテムになります。
現在ではストレッチボールの大きさもさまざまあり、使う人の身長に合わせて、ストレッボールの直径を選ぶことで、さらに効果的なストレッチやトレーニングをすることができます。
ストレッチボールは、大臀筋などのストレッチに効果があるだけでなく、座る姿勢や立ち姿勢によって刺激を与える筋肉を変えることで、背中や股関節、腹筋など、あらゆる筋肉のストレッチに使用することができます。
今回は、お尻にある筋肉群についてその役割やどんな動作に使われているか、ストレッチする効果、具体的なストレッチメニューをあげて解説してきました。
特に大臀筋は臀部だけでなく、腰や下半身にも影響する筋肉になるため、日頃からしっかりケアしてあげることで、身体的機能を高めるだけでなく、見た目への変化も引き起こしてくれますので、時間を見つけてしっかりストレッチしましょう。