ジム経営、フィットネス商品開発ともに自社で行うamugis(アミュジス)。
フィットネス商品のリリースは今年の2月と最近ながら、運営会社・トレーナー・ジム会員の方々が一丸となってより良い商品を続々と生み出しています。
今回はそんなamugis(アミュジス)に、商品開発についてお話を伺いました。
インタビュアー倉本岳
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MYREVO編集長。参加者3000名を超える都内最大級のランニングチーム「Morning Running Club(通称モニラン会)」の代表。フルマラソンの自己ベストは3時間26分。 |
(経営しているジムの様子)
−以下、amugis−
ジムを運営している中で直面するのは、多くの人は運動習慣が長くは続かないという悩みです。
運動習慣が続く人は限られた人で、大抵の人は1年以内にジムを辞めていかれますが、その中にも家では運動をしたいと思っていらっしゃる方は多いです。
なので、ジム会員の方のためだけでなく、ジムを辞めてしまった人にも使用してもらえる商品を作ろうと思い、家庭用フィットネス用品の開発に踏み切りました。
―以下、amugis―
開発途中の製品を運営するジムに置いて、会員の方に体験をしていただいているのですが、アンケートを取ったところ、運動を通して筋肉質になりたい人は思ったより少なかったんですよね。
マッチョになりたいのではなく「身体をスッキリしたい、姿勢を良くしたい、出ているお腹を引っ込めたい」など日常生活の中での課題を、ジムの運動によってクリアしたい人が明らかに多かったのです。
そういった方々のために、まずは姿勢矯正ベルトとバランスボールを提案したのが始まりでした。
―以下、amugis―
発売したばかりの頃は、コロナの自粛の影響もありますが、毎日100個以上売れるので一体誰が買っているのかと思ったのが正直な感想ではあります。
姿勢矯正ベルト、バランスボールそれぞれ売れ行きはよかったのですが、実際に購入した方々の声を集めていくと、お客様が姿勢矯正ベルトを使うには、私たちが想定していた以上にコツがいることが見えてきました。
ジムの会員であれば、ベルトの付け方を口で説明できるので、正しい使用方法でご利用いただけて商品に対する満足度が高いのですが、一般の方では、購入後に誤った使い方をしてしまう方が多かったんです。
どの製品にも言えることにはなりますが、明らかに付け方が間違っている人が「効果が出なかった」とコメントをされるので、商品を開発するだけでなく、使い方を正しく理解していただけるような販売のやり方を考えいけなければと思っています。
―以下、amugis―
商品開発の期間としては、ベルトで8~9ヶ月、バランスボールも半年程ほどかかっています。
(開発途中の試作品の様子)
細かい耐荷重量の調整や、ポンプの大きさなど、「効率よく手軽に使える」をベースに製品の悪い部分を直していきました。
妥協点をなるべく0にした状態で商品を世の中に出そうと思い、一度完成した商品が1000個納品されたことがあったのですが、どうしても改良をしたい点が出てきてしまい、全て作り直したこともありました。
―以下、amugis―
また、フォームローラーという製品を現在開発中なのですが、製品の色みや厚み、滑り具合に応えられる工場が見つからない状況でして…2~3ヶ月やりとりしているのですが上手くいかず、複数の工場に当たっている状況です。
商品開発の中で、このような壁に当たることも多いですが、ジムに行ってみたけれども続けられなかった人や、ジムに行くほどではないけれども身体を動かしてみたい人たちへ向けて、そういった方が手軽に運動できる商品を作って皆様のサポートをしていきたいと思っています。
amugis(アミュジス)が気になる方はこちら!