各種スポーツのウェアやシューズ、野球で使用する用具や器具など、スポーツに関わる製品を数多く手掛けているベンゼネラル株式会社。
代理店として販売しているシューズは、高い機能性も備えながら革新的なデザインで、長年女性の心を魅了し続けています。
今回はその、女性のためのシューズブランド「ryka」について、「ryka」を扱うベンゼネラル株式会社の横地さんに詳しくお話を伺っていきたいと思います。
インタビュアー倉本岳
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MYREVO編集長。参加者3000名を超える都内最大級のランニングチーム「Morning Running Club(通称モニラン会)」の代表。フルマラソンの自己ベストは3時間26分。 |
目次
―以下、横地さんー
ご存じかもしれませんが、日本の場合、これらのカテゴリには大きな海外ブランドさんもいらっしゃって、なかなか競争が激しい時代です。
そんな中、rykaはダンスエクササイズ用のシューズとして、ダンスのカテゴリに特化してブランド展開を行っています。
ダンスのカテゴリというのは、ヒップホップやストリートダンス、よくイメージされる高校生ダンスなどのことではなく、あくまでもスタジオエクササイズのことを指しています。
具体的に申し上げますと、一番歴史のある「ジャザサイズ」や、「ズンバ」「レスミル」「リトモス」といったダンスのカテゴリがあるのですが、そういった”フィットネスでもエアロビクスでもない”ダンスエクササイズをする際に使用するシューズが、rykaというブランドで展開しているシューズです。
また、rykaのもう一つの大きな特徴としまして、素材や色、柄、を年に2回、流行に合わせたものでご提案をさせていただいています。
―以下、横地さん―
rykaブランドのシューズの大きな特徴として、全てのシューズのソールにピボットが入っています。
ピボットを配置することで、回転しやすくなるようになっています。
また、ダンスは足首が激しく動きますので、rykaはハイカットにしています。そうすることでくるぶし付近や足腰をしっかり保護するようになっているのも、特徴の一つです。
―以下、横地さん―
全国にいる有名な先生と契約をしているので、先生たちから色や柄などについてご意見をいただき、それをベースにスタッフが素材を選んでいます。
また、rykaは海外ブランドではあるのですが、ジャパンオリジナルの商品もございます。 ただ100%ジャパンオリジナルということではなく、アメリカの本社の方と打ち合わせをして、日本の意見も入れつつ、グローバルな視点で作っています。 このような形で、年に2回商品を開発する機会を設けています。
さらに、ダンスはやはり「ファッション」なので、毎年流行りのものをいかに取り入れるか?も商品開発において大きなポイントです。 そのため、毎年「色も素材も違う!」とお客さまに思っていただけるように、年に2回は新商品を出すようにしているのです。
―以下、横地さん―
アクアダンスは、日本ですとプールサイドでインストラクターが踊るのを見ながら、水の中で踊るという形で行われています。
「HYDRO SPORT」というシューズの大きな特徴として、普通の靴に見えるのですが、通気性の高いメッシュを使うことで、水抜けがよくなるように設計されています。そうすることで、プールの中に入っても水が抜けます。
あと大きな違いがあるのは、アウトソールのゴム部分ですね。
車のスノータイヤのように、こちらも滑りづらいゴムの素材を使っているので、プールサイドで滑りづらく安全性の高いシューズになっています。そこが評価されて、今世界的に売れているアクアシューズになっています。
それはやはり「他社にない特徴を持っているから」だと思っています。
今までお伝えした点以外にも、例えばこの黒い部分は、TPU(熱可塑性ポリウレタン)で作られたプレートで、プロネーションがしやすいようになっています。
インストラクターの方は一日に何本もレッスンをするので、TPUプレートを入れることで疲れにくくなるように設計しています。
―以下、横地さん―
rykaの場合はシューズが9センチ丈です。ここから靴下が出るので、シューズから素足をカバーしてくれるようにソックスの丈を設定しています。
女性としては少しでも足を長く見せたいので、デザイナーがそこを意識して「ちょっとしか出ない、けどブランド名だけは見える」というギリギリのところを攻めています。
―以下、横地さんー
足袋の形にすることで、パフォーマンスのときに常に重心を真ん中で感じられるようになるため、こだわって商品開発をしています。
他には、すべてのソックスで、後ろに滑り止めが付いています。なおかつ、構造が三重構造になっていますので、シューズの内部がフィットして足が全く動かなくなります。
靴の中に隙間がある状態で動くと、マメができたり靴擦れをしたり、疲れやすかったり、パフォーマンスにも影響するので、それらのデメリットを埋めるためにこの構造を取っています。
ちょっと厚くはなっていますが、一番汗のたまる足首の下のところはメッシュになっているので、一般的なソックスよりは涼しい作りです。
実際に使用されているインストラクター様からは、パフォーマンスが大きくできる、疲れない、といった声も多く頂いています。
―以下、横地さん―
rykaは女性向けのブランドではありますが、実を言うとユニセックスで作っています。
アメリカの女性には30センチある方も少なからずいらっしゃいますので、そういった方でも履けるようなサイズを取り揃えています。
メンズの場合は、私は普段は25.5センチですが、rykaのシューズを履く場合はどうしても幅の問題があるので、26.5、1センチ大きめにするとちょうど良いかと思います。
―以下、横地さん―
というのも、レッスンを受ける方は、特に女性に多いのですが、ウェアは格好良いものや色んな種類のものを持っていても、シューズにこだわってそこまで多くないように感じます。
レッスンに来ているということは健康になるために来ている方がほとんどだと思いますので、せっかく健康のために行動されているのであれば、足元にも注目していただきたいなと思っています。
rykaのシューズは体に良いシューズなので、その良さをぜひ多くの人に感じていただけたら嬉しいです!
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