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日本のサポーターのパイオニア!サポーターメーカー「D&M」インタビュー!

MYREVO編集部
当サイトの監修・執筆者

今回は日本国内で初めてサポーターを販売し110年以上の歴史を持つサポーターメーカー「D&M」にインタビューを行いました。

 

そもそもサポーターの効果って?自分にあったサポーターはどう選べば?

 

みなさんが気になる質問や開発者の方のサポーターへのこだわりについて伺いました!

 

<D&Mご担当者様ご紹介>

加島さんアイコン
D&M加島寿益(カシマトシミツ)
商品開発部 プロダクトマネージャー
杉山様アイコン
D&M杉山大祐(スギヤマダイスケ)
商品開発部 企画マネージャー

サポーターの効果

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そもそもサポーターの効果はどういったものなのでしょうか?
D&Mロゴ
サポーターの効果は簡単に言えば、関節や筋肉の補助をすることです。

ー以下、ご担当者さまー

関節にサポーターをつけるのは関節に筒をつけるイメージです。関節を安定させること、固定することが目的になります。例えば、膝にサポーターをつける場合は、サポーターをつけることによって膝関節を安定させ、歩行の安定化を図ります。

 

一方、筋肉にサポーターをつける場合は、もともと筋肉の周りには筋膜という膜があるのですが、その筋膜の代わりとしてサポーターを付けます。サポーターをつけることによって筋肉が無駄にぶれることを防ぐことができ、筋疲労を抑制する効果が期待できます。

 

サポーターをつけるからといって、怪我が改善するということはありません。

サポーターの選び方

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サポーターには固定する強さによって様々な種類があって「自分にはどれが良いのだろう」と迷ってしまうことも多いです。D&Mさんでは「ちょっとしめる」「ちゃんとしめる」「しっかりしめる」などの展開がありますがどのように選べば良いのでしょうか。
D&Mロゴ
D&Mではお客様にあったサポーターを選んでいただけるようにシーン別のサポーターの選び方をご提案しています。

D&M商品のバリエーション D&M膝サポーター

ー以下、ご担当者さまー

名前にもあるとおり「ちょっとしめる」「ちゃんとしめる」「しっかりしめる」では関節や筋肉をしめる力に違いがあります。

 

「ちょっとしめる」サポーターは日常生活で長時間サポーターを使用される方におすすめです。

 

例えば、だんだんと加齢と共に、趣味のゴルフやランニングの後に必ず膝が痛むようになったですとか、昔捻挫や骨折など、怪我をしてしまった箇所が軽い運動をしただけで痛くなってしまうことがあると思います。

 

お客様の主観に基づく判断にはなるのですが、加齢に伴ってそういった不安がある方には「ちょっとしめる」サポーターを使用していただきたいです。

 

ちゃんとしめる、しっかりしめるサポーターはしめる力が強くなる分、「ちょっとしめる」サポーターよりもスポーツよりの商品になります。

 

部活動をされている学生さんやアスリートの方など普段から運動をされている方におすすめです。

 

プレー中に怪我をしてしまった場合、回復して競技に復帰されてもやはり怪我をされた箇所は不安だと思います。

 

サポーターによってしっかりと怪我をされた箇所を補助することによって、怪我の再発を防ぎ、安心してプレーに集中していただけると思います。

サポーターのこだわり

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スポーツのシーンだけではなく、日常生活でも不安を感じたらつけても良いものなのですね。様々なサポーターを展開されているD&Mさんですが、実際どのようなこだわりがあるのでしょうか。
D&Mロゴ
実際にサポーターを使う人を考え、製法、設計、素材選びにこだわっています。

製法

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弊社のサポーターの一番の特徴は縦にも横にもサポーターが伸縮することです。 

ー以下、ご担当者さまー

D&Mのサポーターはサポーター専用の編み機を使用して生産されています。

 

長年培ったサポーター生産技術を駆使し、サポーター自体の縦伸び・横伸びのバランスを考えた製品設計をとっています。

 

サポーターの独自の生産方法は社外秘なので多くはお答えできませんが、伸縮のバランスを整えるためにD&Mのサポーターは、仕上がったサポーター本体よりも大き編立て、熱セットという方法をとって、大きさを整えていきます。

 

伸縮バランスのとれたサポーターを作ることは弊社にとっても永遠の課題です。

設計

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設計に関しては、スポーツテーピング理論と独自の立体オープン設計に基づいた設計をしています。
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スポーツテーピング理論とはどのような理論なのでしょうか?
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スポーツテーピング理論とは、実際にスポーツでテーピングをする際に用いられる理論であり基本となっているのはテーピングの巻き方です。

ー以下、ご担当者さまー

例えば、足首であれば足関節の安定化を図る強圧迫部分と足関節の動きをサポーとする中圧迫部分のように圧迫バランスを調整したサポーターを生産しています。

 

テーピングの巻き方と間接の動きの双方を見極めて各部位のサポートパターンを確立しています。伸びない本体の糸と伸びる弾性体といわれるゴムを製品に入れ込むバランスと製品設計によって独自のサポーターを生産しています。

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もう1つ独自の立体オープン設計の方は、どのような設計なのですか?
D&Mロゴ
独自の立体オープン設計とは、生地を裁断する技術のことです。

ー以下、ご担当者さまー

例えば、膝のサポーターを作る際、関節に対ししてまっすぐに生地を裁断しても実際に使用する時には形が崩れてしまい、機能しません。

 

なぜなら、人が立って運動時に構える時、膝は若干曲がっているからです。

 

バレーボールのレシーブをする時を想像してもらうと分かりやすいのですが、人が運動している時、競技によりますが、通常膝は5度~15度ほど曲がっています。

 

そういった運動している時の関節の角度を想定しながら、生地を立体裁断することによって、実際にサポーターを装着した時にシワがよりにくく、的確な装着状態にすることができます。

素材選び

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素材選びについてのこだわりについても聞かせてください。
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素材は、熱に強いものや肌触りが良いもの、天然繊維で暖かいものから逆に冷たいものまで、サポーターの専業メーカーならではの、弊社でしか作れないものを選んでいます。 

ー以下、ご担当者さまー

特にこだわっているのがウールです。弊社のウールサポーターはウールの中でも高級種のメリノウールのみを約40年以上前から使用しています。

 

ウールは天然素材ゆえに様々なメリットがあります。夏はつけていても蒸れにくいですし、冬はとても暖かい素材です。

D&Mウールサポーター

高齢者の方ですと、筋肉や関節の衰えもあるのですが、そもそも若い方に比べ、平均体温が低い方もいらっしゃいます。

 

平均体温が低い傾向ですと朝起きてすぐにすっと立つことができなかったり、末梢が動き辛くなることがあります。

 

ウールサポーターは最低限のサポート力で、冷えに悩んでいる高齢者の方にはおすすめの商品です。

 

これは、昨年、廃盤になった商品なのですが、お客様から再販の声や、お問い合わせを、多数いただきまして、リニューアル再販となりました。

 

これは長年にわたって販売させていただいたウールサポーターをご評価いただいた結果だと思います。

D&Mのこれから

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スポーツをされている方向けのサポーター以外にも高齢者の方に向けたサポーターも展開されているのですね。これからはさらにどんな商品を開発していきたいですか。
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これからもお客様に愛されるような価値ある商品を生み出していきたいと思います。

ー以下、ご担当者さまー

日本の高齢化と共に人生100年時代という新しい時代が近づいています。

 

そういった状況の中で、スポーツだけではなく、アクティブシニアの方も応援するようなサービス、商品を提供していきたいと考えています。

 

これからも人々が健康であり続けること「ウェルネス」を支えていきたいです。

おわりに

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サポーターはスポーツをする時につけるものという印象があり、普段から使えるものや、高齢者の方が使えるものがあるというのは新しい発見でした。また、それぞれのサポーターに込められたノウハウやこだわりの深さに驚かされました。

110年以上のノウハウやこだわりの詰まったサポーターを使ってみたい方はぜひD&MのHPを尋ねてみてください!

D&MのECサイトはこちらから

D&Mの企業サイトはこちらから

この記事を書いた人
MYREVO編集部
MYREVO編集部

MYREVOはパーソナルトレーニングジム、ヨガスタジオ、
ストレッチ、ダイエット、ランニングに関する
プロ集団が著者・監修を担当

パーソナルトレーナー

山本耕一郎

パーソナルトレーナー

斎藤裕香

パーソナルトレーナー

松浦晴輝

パーソナルトレーナー

YOKO

フィジーカー

栗原強太

ストレッチトレーナー

福原 壮顕

ヨガインストラクター

斉藤玲奈

管理栄養士

佐藤樹里

プロランニングコーチ

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