フィトネスジムに通っている方であれば、何気なくジムのマシンを使っているかと思いますが、その裏側を覗いたことはあるでしょうか?
今回は、フィットネス・トレーニングマシンの総合メーカーであるジョンソンヘルステック社に取材を行いました。
ジョンソンヘルステック社の、Matrix(マトリックス)というフィットネス・トレーニングマシンは、テクノロジーを駆使したマシンとして、国内外の多くのジムに導入されています。
今回はそんなジョンソンヘルステック社に迫ってみたいと思います!
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ジョンソンヘルステックジャパンT・Gさま
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Web担当として、展示会やセミナーの運営などに従事。 |
目次
―以下、T・Gさん―
ファミリー経営から始まり当初はウエイトプレートの制作だけでした。
そこから広がっていき、日本法人は2004年に設立されました。日本でのフィットネス需要の高まりもあって直近9年間で売り上げが6.3倍、年平均成長率が26%にまでなることができました。
また、フィットネスマシンの製造販売だけではなくスポーツクラブの運営に関する簡単なコンサルタントもやっております。お客さんの需要をヒアリングし、それにあったマシンとレイアウトを提案するようにしています。
―以下、T・Gさん―
フィットネス先進国のアメリカで、経験豊富なデザイナーが見た目と使いやすさにこだわってデザインしたものになります。
実際いくつかの商品はグッドデザイン賞を受賞していて、そういったところからも認められたデザインです。
Matrix(マトリックス)のデザインは高級感やスペース効率の良さはもちろん、使いやすさにもこだわっています
―以下、T・Gさん―
データ管理でいうと、マシンにMatrix(マトリックス)用のRFIDでログインすることで、運動ログをつけることができます。
これを自分のデバイスで確認したり、スポーツクラブにいるトレーナーさんと計画を練ったりすることができます。
また、利用者だけでなくマシンの管理者にもメリットがあります。
IDで管理することで、どのマシンが人気なのかがわかります。
よく使われるマシンはそれだけ消耗もするので、メンテナンスの頻度もそれぞれに合わせた対応ができ、それによって余計な時間と手間が省けます。
―以下、T・Gさん―
画面に映す映像の撮影は、実際に人がカメラを持って移動しながら撮影したものです。
この映像には外国もあり、例えばニュージーランドで運動しているような感覚を味わうことができます。
坂道に差し掛かるとマシンが自動的に傾斜を変えたり、クライムミルのような階段を上るマシンではピサの斜塔を上ったりできます。
―以下、T・Gさん―
外国の支社に比べると、カスタマーサービスの人員を増やして迅速な対応ができるようにしています。
全国に439か所のカスタマーサービスセンターがあり、お客様のお手元のトレーニングマシンの不具合にも素早く対応できます。
特に、わが社のブランドであるMatrix(マトリックス)は、フィットネスジムに多数ご導入いただいております。
そのため、お客様に寄り添っていけるように、自社だけでなく委託も活用してカスタマーサービスの人員を確保して素早い対応に努めています。
―以下、T・Gさん―
フィッネスジムでしたら、ターゲット層や予算に合わせてマシンを提案しています。
配置によって使いやすさや置ける数も変わってきますので、レイアウトを3Dで作成して、どのように置くのがよいかということを過去の事例なども加えて一緒に考えます。
水道の場所や壁の色なども3Dで再現することができ、実際に配置せずに完成形を見ることができます。
ジムを初めて経営するお客様には、特に時間をかけてヒアリングとサポートをしています。
また、個人のお客様にはマシン搬入の際の経路確認や、家の図面をいただくことで搬入可能か確認し、不可能であれば一度解体し搬入後組み立てるといったこともやっています。
―以下、T・Gさん―
新型コロナウイルスにより現在は「どこでも」ということがとても重要です。
配信されるコンテンツをパソコンで見ながら自宅で運動できるといったようなものも作りたいと思っています。
その半面、高齢化社会によってテクノロジーに抵抗がある人が多いのも現実なので、そこにも対応できるようにアナログな部分も続けていきたいと思っています。
フィットネス先進国の米国と欧州に比べると、日本はノウハウなどまだまだ遅れています。しかし、その分「伸びしろ」があるということなので、それを活かし明るい業界にしていきたいです。
ジョンソンヘルステックの詳細はこちら!