トップアスリートからフィットネス初心者、子供からお年寄りまで様々な人々に利用されるトレーニングシステムを作っているTRX。
今回は、世界各国の様々な人が使用しているサスペンショントレーナー、「TRXシリーズ」についてTRX Training Japan株式会社の宇賀神さんに詳しくお話を伺っていきたいと思います。
TRX Training Japan宇賀神素子
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米国公認アスレチックトレーナー (ATC)。TRX Training Japanでは教育事業、EC事業を中心に会社のオペレーション全般を担っている。 |
―以下、宇賀神さん
海軍特殊部隊にて司令官を勤めていたランディ・へトリックが、任務の中で体力・コンディショニングを保つために、ウエイトやマシンなどがない状況でもトレーニングをできないか?と考えたことが、弊社の商品開発のきっかけです。
自重トレーニングでは、プッシュアップやスクワットなどの動きは簡単にできますが、引く動きはなかなか難しいと思います。
そこで、ランディ・へトリックは、持っていた柔術のベルトをドアに引っかけてトレーニングする方法を編み出しました。
彼は軍の退役後に、スタンフォード大学の大学院でMBAを取得し、このアイデアを洗練させ、商品化をすることでTRXを創業しました。
―以下、宇賀神さん
サスペンショントレーニングは、体幹を安定させないと正しく運動することができないことが大きな特徴です。
あえて不安定さを持たせることで、常に体幹が鍛えられるようになっています。
ただ、不安定といっても地面に着いた状態で取り組むので、完全に空中に浮くことはありません。
不安定さと安定性の両方のバランスがうまく機能して、体にとって機能的なトレーニングができるのです。
それぞれの製品は、耐久度や重量、素材などを変えることで、それぞれの製品のターゲットに合うように作り分けています。
軽量化しているため耐久性は他のモデルより下がりますが、一般的なトレーニングでは支障のない範囲なので、家でも出先でも気軽に継続してトレーニングをしたいといった考えの方に向いている商品だと考えています。
その名の通り自宅で使う方におすすめのモデルになってはいますが、MOVEも自宅でも使えるため、お好みの方をご使用いただければと思います。
ちなみに、自宅で使う場合は、最初のうちはドアに設置するのが良いと思います。
ドアノブではなく、ドアの上部に引っ掛けて使います。慣れてきたら、角度などを工夫して、色々なトレーニングに挑戦してみてください。
個人でも、高頻度でトレーニングをしたい、高強度のトレーニングをしたい方にはぴったりだと思います。
基本的にはPRO4とそこまで変わらないのですが、色を変えていたり、サイズを調整したり、頑丈さを損なわない程度にPRO4よりも軽量化しています。
例えば、フットクレードル(足を入れる部分)は、軍隊でブーツのような履物を履いている人でもそのまま使えるようにするために少し大きめに作っています。
実際に米軍でも採用されているため、個人で使えないのではと思われるかもしれませんが、エリートのトレーニーにもおすすめのモデルになっているので、ぜひ検討してみてください。
―以下、宇賀神さん
ヨガの場合は、全てのヨガのポーズで使えるわけではないですが、さらにいい姿勢・ポーズをできるように、補助器具として使用していただいています。
高齢者向けでは、医療リハビリ・トレーニングのどちらにおいても、基本的には体の動きをよくすることが目的です。
強度調整が簡単にできるので、TRXサスペンショントレーナーを導入いただいた施設からは、動きやすくなった、筋力が付いたという声をいただいています。
―以下、宇賀神さん
一般の人でも、ジムに通っている方やトレーニングを習慣にしている人、あとはスポーツをやっていて自分のパフォーマンスをさらに高めたいという人たちが使用しています。
―以下、宇賀神さん
トレーナー向けのプログラムは、基本的に1日のコースになっており、サスペンショントレーナーの基本的な使い方から設置の方法、指導する際に効果的にどのようにお客さまに伝えるかを教えています。
弊社のインストラクターをジムに派遣して教えることもあれば、セミナーを主催して皆さん来ていただくという形を取ったりもしています。
―以下、宇賀神さん
そういうこともあり、TRXサスペンショントレーナーだけではなくて、動きをよくするためのファンクショントレーニングの総合的なソリューションを提供している会社だというのをお伝えしたいです。
製品を使っていただいたトレーナーのおかげで広がっていった面もあるので、製品を売っているだけではないということを知っていただければと思います。
TRXサスペンショントレーナーが気になった方はこちらから!