HMB(エイチ・エム・ビー)は、トレーニング前に摂取することで筋タンパク質の合成反応の促進や、筋肉の分解反応を抑制する効果が期待される栄養素です(参考:HMB タイミング)。今や、HMBはトレーニング習慣のある方の中で人気となり、様々なメーカーから数多くの商品が出ています。
今回は、そんなHMBの中でも、モンドセレクションの金賞を受賞し、SNSでも話題の「HMB極ボディ」の開発者にインタビューをしてきました。HMBサプリメントを開発する工程の裏側に迫っていきたいと思います!
インタビュアー倉本岳
|
|
MYREVO編集長。参加者3000名を超える都内最大級のランニングチーム「Morning Running Club(通称モニラン会)」の代表。フルマラソンの自己ベストは3時間26分。 |
※なお、今回のご取材はオンラインで取材をさせていただきました。また、「HMB極ボディ」以外のHMBサプリについては、以下の記事で詳細に解説しています。必要に応じて、ご覧頂ければと思います。
関連記事:HMBサプリメント おすすめ
目次
―以下、ご担当者さま
誤解されている方もいらっしゃるかもしれませんが、HMB自体は筋肉をつける成分ではありません。HMBはトレーニング後の筋肉の合成反応を促進したり、筋肉の消費を防いでくれる効果が期待されている成分です。
もちろん、筋肉がつくことで基礎代謝が上がれば、痩せやすくなるという副次的なメリットもありますが、「HMB極ボディ」自体は、トレーニングをしている方や日頃のお仕事が体力勝負の方などの体つくりをサポートしたいと思い商品開発に取り組みました。
―以下、ご担当者さま
そもそもHMB自体は、1000mg摂取したら1000mg全てが体に吸収されるわけではなく、一般的に吸収率は70%前後と言われています。より厳密にお伝えすると、私たちが商品開発の際に手元に揃えたデータでは、摂取量の66%が体内に吸収されるとありました。
トレーニングに詳しい方ならご存知かもしれませんが、HMBは一説では3000mgを摂取することで、最もトレーニングとの相乗効果が期待できるとも言われています。その現実的な吸収量は、3000mgの66%で考えると「1980mg」です。
それに対して、「HMB極ボディ」は2100mgのHMBを配合していますので、アストラジンを加えない場合は、その「66%=1386mg」が体内で吸収される量と考えることができます。HMBの摂取量として「3000mg=1980mgの吸収量」を基準に考えている方には、やや少なく感じられるかもしれません。
しかしアストラジンには、ロイシンを合わせて摂取することで、ロイシンの吸収量が158%拡大したという知見があります。ロイシンの代謝物であるHMBも同様の形で、アストラジン効果で吸収率が高まるであろうと考えた場合、計算上は「HMB極ボディ」で、先ほどの1386mgを158%換算した「2189mg」程度の量が、吸収されると考えることができます。
もちろん、「HMB極ボディ」自体のHMBの配合量が2100mgですので、この数字を吸収量が上回ることが現実的にはできませんが、HMB3000mgを摂取した場合の吸収量「66%=1980mg」に近い、あるいはそれ以上のHMBを「HMB極ボディ」であれば体内に吸収できると我々は考えて、アストラジンを日本で初めてサプリメントに配合しました。
もちろん、HMB自体の含有量を多くするのも1つの手ではあるのですが、「HMB極ボディ」にはHMB以外にもEAAやグルタミン、クレアチンなどの栄養素も配合しているため、アストラジンを配合してそれぞれの栄養素の吸収率を高めた方がメリットは大きいだろうと判断した形です。
―以下、ご担当者さま
トレーニングのサポートに必要なサプリメントはHMB以外にもたくさんあり、今回配合したEAAやグルタミン、クレアチンなどがそれに当たります。それぞれの栄養素についてご存知ない方もいらっしゃると思うので補足いたしますね。
EAAは、体内では生成できない必須アミノ酸9種類の総称で、筋肉の合成はもちろん疲労を回復させる際にも欠かせない栄養素です。
また、グルタミンやクレアチンも同様にアミノ酸の一種ですが、グルタミンは免疫力の維持・向上、クレアチンはトレーニングの際に発揮できるパワーの向上に寄与すると言われています。
これらのEAAやグルタミン、クレアチンは従来別々のサプリメントとして摂取するものであるため、別々に購入すると私の概算では月に2万5千円くらいはかかります。
そこまで月にお金をかけられないという方も多いと思いましたので、「HMB極ボディ」にHMB以外にもこれらの栄養素を配合することで、「体を変えたい!」と考えている方をよりサポートしたいと考えました。
もちろん、それぞれの栄養素単体のサプリメントと比べたらそれぞれの配合量は少ないかもしれません。
ですが、お客様からは「HMB極ボディを飲み始めてから、疲れが溜まりづらくなった。」などEAAの効果と考えられる感想もいただいていますので、「HMB極ボディ」を飲んだことがない方には、HMB以外の栄養素の効果も期待していただけたら嬉しいです。
―以下、ご担当者さま
トレーニング1回につき、その直前に3粒飲んでいただくことを目安としていただければと思います。また、トレーニングをしない日は、寝る前に3粒を飲んでいただくのも良いかと思います。
私も寝る前に飲むことがあるのですが、HMBやEAAの効果によって疲労回復や筋肉の修復が効率的に行われ、翌朝スッキリ起きることができるように感じています。
こういった飲み方がオススメではありますが、開発者としては1回に飲むべき粒数にはこだわって開発をしています。HMBの商品によっては、1回12粒や6粒など、比較的多い粒数の摂取を推奨しているものもあるかと思います。
もちろん、好みによって意見が分かれるところではあると思うのですが、「HMB極ボディ」はできる限り少ない粒数で飲みやすい商品設計を心がけました。
やはりサプリメントは、ある程度の期間、継続的に飲むことで、体に変化が現れてくるものです。「飲み続けやすいかどうか?」は個人的には重要な要素だと思っています。
―以下、ご担当者さま
プロ野球がお好きな方はご存知かもしれませんが、NPB(日本野球機構)は、アンチ・ドーピング規制がとても厳しい世界です。数年に1回は、プロ野球選手のドーピングの話題がメディアを賑わすこともあるほどです。
そういった報道を見ると、試合前にNPB(日本野球機構)に申請をしていない「目薬」や「風邪薬」を服用しただけでも、アンチ・ドーピング規制に引っかかってしまったという事例も過去にはみられます。
こういった体に入るものに対して厳しい世界に身を置くプロ野球選手から「HMB極ボディ」をご愛用いただけていることは、商品開発者の立場としては、商品の品質に自信を持てることだと感じています。
インタビューの中でご担当者さまもおっしゃっていましたが、栄養素の吸収率はサプリメントを摂る方にとっては盲点になりがちな要素かもしれません。今後は吸収率や吸収量にまで目を向けてみてはいかがでしょうか。
今回のインタビューよりさらに詳しく「HMB極ボディ」について知りたいという方は、ぜひ商品の紹介ページも覗いてみてくださいね。
HMB極ボディの詳細はこちらから