規模の大きなマラソン大会にはEXPO(エキスポ)というものが催されるのをご存知でしょうか。
大会によって差はありますが、基本的にEXPOはマラソン大会の3日前〜前日で開催され、その大会に出場するランナーは自分のゼッケンを受け取るために足を運びます。
数万人のランナーが一同に押し寄せるため、東京マラソンのEXPOは有明にある国際展示場、横浜マラソンであればパシフィコ横浜など大きな会場で開催されています。
さて、そんなEXPOでも今回は海外のマラソン大会のEXPO、ホノルルマラソンのEXPOの体験記をお送りします。日本のマラソン大会のEXPOとの違いはあるのでしょうか。
目次
ホノルルマラソンのEXPOの会場はハワイアンコンベンションセンター。
3万人以上が参加する大会とあって、なかなか大きなホールです。
会場の装飾もホノルルマラソンの雰囲気を高めてくれますね!
入り口の扉を抜けると赤絨毯で順路が示されています。
会場も開けていて、様々なブースが出展されていることがわかります。
赤絨毯に沿って歩くとすぐのところにオールスポーツコミュニティーのコーナーがありました。
沿道での応援を誰かに頼んでいない限り、自分がマラソンを入っている写真を手に入れるのは難しいですよね。だけど、一生の記念になるホノルルマラソン。思い出を写真に残したい。
そこで頼りになるのが、このオールスポーツコミュニティーなのです。
オールスポーツコミュニティーとは、ランナーのレース中の写真を撮影してくれるサービス。
このブースでメールアドレスを登録しておけば、後日特設サイトに自分が走っている際の写真が公開されたらメールでお知らせしてくれます。
自分の写真を本当に撮ってもらえるの?と思う方もいらっしゃると思うので、補足をすると、ホノルルマラソンのレース中には、このようにあらゆるところにオールスポーツコミュニティーのカメラマンがいるんです。
ちなみに、このブースでアドレスを登録しなくても写真は撮ってくれるので安心してください。
登録されていない際は、メールでのお知らせがないので、大会後に自分で特設サイトにアクセスして写真を探しましょう。
※画像はオールスポーツコミュニティのサイトのスクリーンショット
自身のゼッケンナンバーを入れれば写真はすぐに見つかりますよ。
値段は数千円〜数万円と様々なプランがあります。また、翌年の3/31まで写真の購入ができますので、ぜひ活用して見てください。
オールスポーツコミュニティーのブースを抜けて、順路通りに進むと次はゼッケンの受け渡しをするブースです。
ここで、事前に届いた書類を出して、自分のゼッケンを受け取りましょう!
ゼッケンを受け取ったら次に現れるのはホノルルマラソンの記念品の販売コーナー。
この年のスポンサーのメーカーはDESCENTE(デサント)でした。
ホノルルマラソンのメインスポンサーのメーカーは毎年代わります。そのメーカーのロゴが入った完走Tシャツや、記念品が作成されるのです。
大会の記念アイテムはシャツやタンクトップ、キャップに至るまで、たくさんのカラーとデザインのものがありました。メンズとレディースともに用意されています。
私自身も2015年の大会では、ここで買ったタンクトップを着て走ったこともありました。
ホノルルマラソンに参加される機会があれば、お気に入りのアイテムを探して見てください!
EXPOには記念品以外のマラソンアイテムも多数販売されています。
その中で気になった、3つのアイテムをご紹介します。
EXPOのブースを回っていてまず気になったのがこちらのアイテム。
ゼッケンを留めるためのマグネットです。
ホノルルマラソンでは、エントリーのブースでゼッケンとゼッケンを留めるためのピンを受け取ります。しかしこのピン、ウェアに穴を開けないとゼッケンをつけられないため、ピンでゼッケンを留めたくない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういうときはこのマグネットを使えば、ウェアに穴を開けずに、ゼッケンをくっつけることができるのです。
マグネットが4つついていて、シャツの表と裏からゼッケンを挟む形でゼッケンを留めることができました。値段は20ドル、そこそこしますね。ただ、ずっと使えると思ったので、とてもいいな!と思い購入しました。
デザインもバリエーションが揃っていましたよ。
次に気になったのがこちらのランニング中に身につけておくグッズのコーナー。
その中に、ランニング中にスマホを入れて、腕に巻いておけるアイテムを発見しました。
こちらアイテムはカバーの上からスマホを操作できるそう。
走っている間にアプリを使ってタイムを計測するランナーさんは使い勝手が良さそうですね。
値段は25ドル前後。
スマホを入れるケースを持っていなかったので、購入しました。
ゼッケンを留めるマグネットや、スマホケース以外にもファイテンのサポーターなんかも販売されていました。
ランニングに必要なアイテムはほとんどEXPOで手に入りますね。
購入はしませんでしたが、気になったのがこちらのイヤフォン。
イヤフォンは通常耳の穴に入れますよね。しかし、ランニング中にイヤフォンを使うと、周囲の音が聞こえなくなってしまいます。マラソン大会だと沿道の応援が聞こえなくてもったいないし、街をジョギングするときは周囲の音が聞こえなくて少し危ない。
そんな悩みをこの骨伝導イヤフォンなら解決できちゃうんです。
耳の穴ではなく、イヤフォンで顔を挟むだけで骨を伝わって音が聞こえる優れもの。
音漏れもせずに音楽が聴け、周りの応援も聞こえる。これならより楽しく、安全にマラソンに取り組めますね。
値段は90ドルと140ドルの2パターンでした。日本でも、皇居周辺のランニングステーションのJOGLIS(ジョグリス)や有明周辺のランニングステーションのジョグポートで同じものが置かれているのを見たことがあります。
試しに使ってみたのですが、骨伝導で音が聞こえる感覚は新鮮でした!
見かけた方は、ぜひ手にとって試して見てください!
ランニンググッズ以外にもEXPOには、ホノルルマラソンへの気持ちを高める様々な仕掛けが施されていました。
ランナーがチェックしたいのはまずはこちらのコースマップ。
このボードだけでは、コースの具体的なイメージはつかないですが、何キロでどの辺りを走るのかは事前に確認しておきたいですね。コースの高低差などは、ホノルルマラソンのHPや参加者に配布されるパンフレットを見ておきましょう。
こちらは記念撮影のスポットです。
専属のカメラマンも待機されていました。カメラマンの撮影した写真は有料ですが、自分のスマホで撮れば無料なので、STARTにたった自分をイメージして、写真を1枚撮っておきたいですね。
たくさんの人が巨大なボードにレースへの意気込みを書き込んでいました。
ホノルルマラソンの参加者は3万人を超えますが、そのうち1万人弱が日本人。
やはり、日本語の書き込みが目立ちます。完走を目標にしている人が多いみたいですね!
そんな書き込みの中にもご高齢の方の書き込みをいくつか発見。
EXPOでは、ランナーのコンディションを整えるためのサプリメントの販売やマッサージスペースも設けられていました。
こちらの写真はマッサージとハリ治療のコーナー。
マッサージは20分20ドル、ハリ治療はFREEと書かれていたので無料かと思ったのですが、ドネーションで20ドルを求められました。これはつまり、マッサージと同じ値段と言うことですね。
他にもEXPO会場内にはランナー向けのヨガの講座や、ランニングのプロによるコンディションの整え方のセミナーも開催されていました。
世界の他のマラソン大会の告知ブースも設置されていました。
こちらはカナダのバンクーバーマラソン。
10%オフチケットを配っていました。
他にもデンマークのコペンハーゲンマラソンのブースも発見しました。
それぞれのブースのスタッフさんが大会の魅力を直接語ってくれるので、いつかは出て見たいなと思いました!
こちらのブースではハワイのランコミュニティの紹介がされていました。
ハワイのランクラブ、活動が盛んですね!
なんと、ランクラブにはトータル1000人以上が参加されているそう。
1997年に創設されたそうで、もう20年以上も歴史があるんですね。私も自分のランニングクラブを運営していますが、まだ創設7年なので、20年は本当にすごいことだと思います。
この記事ではホノルルマラソンのEXPOをご紹介しました。
ホノルルマラソンはもちろんのこと、国内の大きな大会にもEXPOがあります。
大会に出られる方は、EXPOも存分に楽しんで見てください。
以上、ホノルルマラソンのEXPOのレポートでした!