ランニングを始めたばかりだと、どんな服装で出かけたらいいか分かりませんよね?
「走り始める前は寒かったのに、走り始めるとすぐに暑くなってしまって汗だくになってしまった」
「昼間に走っていたら、腕を日焼けしてしまった」
「夜に走っていたら、自転車とぶつかりそうになった」
こんな嫌な経験をした方も多いのではないでしょうか。
ランニングには、季節や時間帯によっても最適な服装は変わってきます。嫌な思いをしないためにも、ランニング時の正しい服装について学んでいきましょう。
目次
ランニングに適した服装を選ぶには、3つのポイントがあります。
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきましょう。
ランニング時の服装において、最も重要なポイントは季節です。
季節や気温に合わせて服装を選ばなければ、適切な体温を保てず、不快な思いをするだけです。
夏であれば日差しが強く気温が高いので、涼しく過ごせる格好でランニングをしなければ熱中症になってしまう可能性があります。
反対に、冬であれば冷たい風をブロックする素材でなければ、かいた汗がそのまま冷えてしまい、風邪を引いてしまうかもしれません。
そうならないためにも、季節や気温に合わせて服装を選んでいく必要があります。
季節を基準にした上で、次の2つのポイントで微調整をしていくと良いでしょう。
季節の次に大切なのが、時間帯に合わせて服装を選ぶということです。
季節が同じでも、時間帯が違うと大きく気温が変わってきます。
朝は気温が低い傾向にあり、時間が経つにつれ気温が上がってきます。
そんな朝に、寒さ対策バッチリの格好でランニングに出かけてしまうと、後半は暑くて仕方ないということになりかねません。
反対に、真昼にランニングに出かける場合は、暑さや紫外線への対策が必須です。
特に、夏の間は紫外線対策をした服装でないと、油断するとすぐ日焼けやシミになってしまいます。
また、夜のランニングは視認性を重視する必要もあります。
暗い時間に、黒い服装をして出かけると車やバイクからは見えにくく、交通事故に遭ってしまう可能性も。
そうならないためにも、暗い時間帯は明るい色の服装や反射材を備えた服装で出かける必要があります。
最後にその日の天候に合わせても、服装は調整した方がいいでしょう。
晴れた日は、日差しがきつく紫外線も多く降り注ぎます。
そういった日は、半袖で出かけるよりも、長袖を着て帽子などもかぶった方が日焼けを防止できます。
反対に雨の日であれば、雨に濡れないように防水性のあるウェアを着てランニングに出かけるようにしたほうがいいでしょう。
雨の日に無理にランニングに出かける必要はありませんが、マラソン大会直前などで調整をしたい場合には、そのようなウェアを着て出かけるのがおすすめです。
シューズについても触れておきましょう。
シューズは、ランニングのレベルに合わせて選ぶ必要があります。
初心者向けのシューズは靴底が厚めに出来ており、ランニングフォームの安定していない初心者の足の動きをサポートしてくれる機能があります。
反対に、上級者向けのシューズであれば、軽さを重視し靴底は薄めにできています。
このことから、初心者がいきなり上級者向けのシューズを使ってしまうと、足に必要以上の衝撃が加わってしまい膝を痛めてしまう可能性があります。
また、上級者が初心者向けのシューズを使うと、膝を痛める危険性は軽減されますが、シューズ自体が重いため、重さの負担が大きくなりタイムを伸ばすのは難しくなるでしょう。
そのため、自分のランニングのレベルに合わせて適切なシューズを選ぶのが、快適なランニングの鍵となっています。
季節ごとのランニングの服装についても解説していきましょう。
具体的なアイテムについても紹介していくので参考にしてみてください。
春は、気温が安定しない季節です。
暖かい日もあれば冬のような寒さの日もあるので、その日に合わせて微調整するのが重要となってきます。
トップスは、長袖のTシャツをメインとし、風の強い日や気温の低い日はウィンドブレーカーを羽織るようにするとベスト。
ウィンドブレーカーはコンパクトにしまえるものを着ておくと、暑くなった時にすぐに脱げるので便利です。
春も意外に紫外線は強いので、ランニングキャップはかぶっておいた方がいいでしょう。
夏は、暑さ対策と紫外線対策が重要です。
ランニングを行うのであれば涼しい格好で行うようにしましょう。
夏は、半袖がいいと思われがちですが、長袖の方が紫外線をブロックできるので日焼けをしたくない方は長袖の方がおすすめです。
パンツは、ハーフパンツで大丈夫ですが、日焼けが気になるのであれば、下にランニングタイツを履いてもいいかもしれません。
また、日差し対策にランニングキャップとサングラスをしておくと安心です。
あまりに日差しが強い日は、熱中症対策のためにもランニングを控えるというのも考えてもいいでしょう。
秋は徐々に寒くなってきて、風の強い日もでてきます。
春と同じく、脱ぎ着できるウェアを着ていくのがいいでしょう。
手が冷たいと感じる日があるのであれば、手袋をするのも効果的です。
汗冷えが気になり始める季節ですので、速乾性の高いTシャツを着るようにしましょう。
冬は、走り始めの寒さでウェアを決めないのが重要です。
走り始めに寒いからと言って厚着をしてしまうと、走り始めたら汗が出て…なんてことになりかねません。
そのため、走り始めは少し寒いくらいの服装にしたほうが、快適にランニングを楽しめます。
冬は、末端が冷えやすいので、手袋はあったほうがいいでしょう。
長袖Tシャツとウィンドブレーカーでは寒いという場合は、中にもう一枚フリースなどを着込むと丁度いいかもしれません。
ただし、厚着をしすぎると汗をかいてしまって、汗冷えを引き起こしてしまうので注意してください。
時間帯ごとに最適なランニングの格好についても触れておきましょう。
朝は1日の中でも気温が低く、時間とともに徐々に気温が上がってくる時間帯です。
そのため、ランニングに出かける際に寒いからといって厚着をしてしまうと、どんどんと上がっていく気温に耐え切れなくなってしまう可能性があります。
そのため、朝一番はウィンドブレーカーのように脱ぎ着しやすいウェアを一枚上に羽織って出てくるのがおすすめです。
朝一番は、あまり厚着をしないようにしましょう。
昼間は気温が高く、暑さと紫外線対策が重要です。
ランニングキャップやサングラスなどを装備し、紫外線対策バッチリで出かけましょう。
直射日光だけでなく紫外線は目からも吸収されます。
サングラスがあると、昼間の激しい照り返しなどもブロックしてくれるので、目の疲れも軽減できます。
走ると体温が上がるので、少し涼しいと思える格好で出かけるのが大切です。
夜は暗いので、車やバイクから見えやすい格好で出かけるのが大切です。
夜に、黒い服装の人が急に出てきてびっくりしたという経験がある方も多いはずです。
夜は黒い服装だと見えにくいので、明るい色の服装や反射材を備えたウェアを着たほうが、事故のリスクを減らせます。
夜は車やバイクから視認しやすい格好で出かけるようにしてください。
最後に天候ごとのランニングの格好についても紹介していきましょう。
日差しが強い時には、紫外線対策が重要です。
サングラスやランニングキャップを基本の装備として、場合によってはアームカバーなども装着してもいいでしょう。
服装だけでなく、日焼け止めを塗るなどの対策も重要です。
風が強い時は、風をシャットアウトしてくれるウェアを着るのがベストです。
フリースなどのウェアは保温性はありますが、風をブロックする能力はありません。
そこで、活躍するのがウインドブレーカーです。
ウィンドブレーカーを上から着ておけば、風をブロックしてくれるので、風が強くても保温性を損ねません。
風が強い日はウィンドブレーカーのような、風をシャットアウトしてくれるウェアを着るようにしましょう。
ここからは男女ともにお洒落で、着やすいランニングウェアのブランドについて紹介していきましょう。
まずは男性におすすめの人気ブランドについて紹介していきます。
男性に人気な有名ブランドは、
の4つです。
アディダスはドイツのスポーツブランドで、ランニングウェアだけではなく、サッカーなどでもよく使用されているブランドです。
デザイン性に優れているので、普段着であってもアディダスを選ぶ人も多くいます。おしゃれにこだわる人であれば、アディダスがおすすめです。
プーマもアディダスと同じくドイツのブランドです。
100m走の選手で有名な、ウサインボルトもプーマのスパイクを使用していました。
シンプルなデザインの商品が多く、ナイキやアディダスを着ているランナーが多いので他の人と被りたくない方などは相性が良いでしょう。
アシックスは国内最大のスポーツブランドです。
国内のブランドのため、日本人の体型に合ったウエアを展開しているのが魅力。
サイズ感がぴったりに収まりやすく、ランニング時のパフォーマンスを最大限に高めてくれます。フィット感を重要視する人におすすめです。
ナイキは、アメリカ生まれのスポーツブランド。サッカーやバスケなど、様々なスポーツで有名なので知らない人はいないでしょう。
ベーシックなウェアから斬新なデザインのウェアまで、様々なラインナップがあるので、個性を出したい方におすすめです。
続いて女性におすすめの人気ブランドについて紹介していきましょう。
女性に人気な有名ブランドは、
などです。
先ほどもご紹介したアシックスは女性にもおすすめです。
安価なものから高級品までラインナップにあるので、自分の求める性能のウェアを選べるのがいいところ。
フィット感を最重要視したいという方には、アシックスをおすすめします。
ルコックスポルティフは、フランスのブランドです。
柔らかいクラシックなデザインが魅力的。
スポーツウェアだけでなく普段着にも利用できるようなデザインのものが多いので、あまりスポーツウェアという感じのものが好きでない方にもおすすめできます。
ノースフェイスは、アウトドア向けのウェアを製作するメーカーですが、ランニング向けのウェアも充実しています。
ノースフェイスのデザインは、ファッション界でも注目を浴びています。耐久性とデザインに優れているので気に入ったウエアを長くしたいという方におすすめです。
ニューバランスはインソールのメーカーとして発足したブランドです。
ニューバランスはシューズの性能に優れています。
バランスのシューズを気に入っているのであればウエアまでニューバランスで揃えてみてはどうでしょうか。
吸水性や速乾性に優れたウェアを送り出しているので、性能には妥協したくないという方にもおすすめです。
最後に、ランニング時にあると便利な持ち物についても紹介しておきましょう。
ランニング時にあると便利なのは、
などです。
スマホは、ランニング時のデータを取得するのに必要なものです。
ランニングアプリをスマホにインストールしておけば、その日走った距離や、消費したカロリーを自動的に記録してくれます。
これらはランニングのモチベーション継続にとても有効なので、まだ、ランニングアプリをスマホにインストールしていない方は、インストールしておくと良いでしょう。
また、スマホを持ち運ぶときに必要になってくるのが、ウエストポーチです。
ポケットにスマホを入れていると、どうしてもスマホが揺れ動いてしまって気が散ってしまいます。
ランニング用のウエストポーチは、伸縮性のある素材で出来ており、スマホが揺れにくい構造をしています。
ランニング時のスマホの揺れが気になるという方や、飲み物の持ち運びに困っている方はランニング用のウエストポーチを購入しておくと良いでしょう。
さらに、ランニング時に雑音が入ってしまうと集中できないという方におすすめなのが、イヤホンです。
イヤホンがあると好きな曲を聴きながら、楽しくランニングを行えます。
これらの道具を取り入れて、楽しいランニング生活を送ってみてください。
ランニングは、運動強度の高い運動です。
そのため、間違った服装でランニングを行ってしまうと、汗でびしょびしょになり、不快な思いをしてしまいます。
そうならないためにも、季節やその日のコンディションによって最適な服装を選んでランニングを楽しんでみてください。