今回の記事は私が代表を務めるMorning Running Clubの走るカメラマン遠藤さんが撮影された写真とともに、2018年3月25日に開催された徳島マラソンの魅力を振り返って行きます。
ランナー視点での写真はとても貴重です。遠藤さんによる徳島マラソンのレポートを是非お楽しみください。
※走るカメラマン遠藤さんご自身のお写真
―以下の文章は遠藤さんより―
目次
徳島マラソンを知ったきっかけは2015年と2016年の完走メダルが個性的だったことでした。アニメのキャラクターを完走メダルに描くという斬新なデザインでランナーの中で話題になっていました。(興味がある方は、徳島マラソン2015 メダル、と検索してみてください。)
そこで徳島マラソンのことを知り、2018年に初めて参加しました。
こちらの写真は羽田空港の徳島へのフライト前の様子です。
徳島マラソンの参加費は9000円で、参加者は約1.5万人、制限時間は7時間です。全国から参加者が集まります。私の乗った大会前日の羽田空港の飛行機の待ち合いロビーにも、ランナーがたくさんいました。
徳島マラソンはゼッケンとタイムを計るチップが郵送されて来るため、ランナーが大会前にエントリーをするEXPO(前日受付)はありません。マラソン会場は徳島駅から徒歩10分くらいのところです。
徳島空港から徳島駅まではバスで約25分ほどでした。私は徳島駅付近の徳島ワシントンホテルプラザに宿泊しました。徳島ワシントンホテルはマラソンのスタート地点まで歩いて15分ほどでしたが、たくさんのランナーが宿泊していました。
徳島マラソンのコースは、アップダウンは多いように感じますが、ほとんどのコースが平坦です。東京で言う、多摩川や荒川の河川敷を走っているようなイメージのコースでした。
※徳島マラソンのHPよりスクリーンショットの画像
河川敷のコースなので、撮りたい写真も少ないかな?と思ってレースをスタートしたのですが、予想に反して撮りたい写真満載のコースでした。
ここからは徳島マラソン2018のコースを私が撮影した写真とともにご紹介します。
こちらは徳島駅から歩いて10分くらいの場所のスタート地点です。
徳島マラソンのスタートの特徴はウェーブスタートであることです。スタートは1.5万人のランナーが2つに分けられて、スタート時間を10分ずらされていました。
私はスタート地点についてからウェーブスタートであることを知ったのですが、よく読むとHPやパンフレットに記載されているので、参加される方はよく読んでおくと良さそうです。
そして、徳島マラソンの特徴はゼッケンにも現れています。
ゼッケンは前と後ろに2枚つけます。そのゼッケンには右下にはランナーの出身地の県名が記載されます。出身地の県が記載されているので、スタート地点でスタートの合図を待っている間に前後左右のランナーと「茨城県からきたんですね!」など会話を楽しむことができるかもしれないです。
私は茨城県からきたので茨城県の人を探したのですが、なかなか見つけられませんでした。来年は見つけたいなと思います。
写真はランナーのスタートを見送ってくれるゲストの3名です。
真ん中はオリンピックの金メダリストの野口みずき選手です。左は元マラソン選手の谷口浩美さん、右はランニングコーチの金哲彦さんです。
こちらの写真はスタートから2〜3キロ地点でランナーを応援してくれた阿波踊りのみなさまです。
徳島県といえば、阿波踊りが有名です。実際に踊ってはいませんでしたが、ランナーとハイタッチをして、ランナーに元気をくれます。ゴール地点の手前にも阿波踊りのみなさまがいてくれてそこでは踊りを披露してくださっていました。
こういう徳島ならではの、おもてなしはとても嬉しいですね。私は徳島マラソンが初めての徳島訪問で、阿波踊りは今までテレビでしか見たことがありませんでした。実際の阿波踊りを見ることができてお得です。
この写真は4キロ過ぎくらいの吉野川大橋です。
徳島マラソンはこの吉野川大橋を渡り、吉野川の河川敷を走ります。20キロを過ぎたところにある西条大橋で再び吉野川を渡り、反対側の河川敷を戻って来るコースです。
徳島マラソンのエイドはなんとアミノバリューでした。
徳島マラソン2018のスポンサーは大塚グループでゼッケンにも大塚グループのロゴが記載されています。その大塚グループがエイドにアミノバリューを提供してくれていました。
やはりアミノバリューはランナーにとっては嬉しいと思います。アミノバリューはアミノ酸もクエン酸も入っていて、味も美味しいので、マラソンの記録を狙っている人は大きな後押しになると思います。
こちらの写真は第一関門(約4.9キロ地点)で応援してくれていた和太鼓のみなさまです。
太鼓だけでなく笛もふいて演奏しながら沿道のランナーを応援してくれました。
徳島の文化を肌に感じながら、マラソンを走れるのは素晴らしく一石二鳥でした。
このようにコースのほとんどが吉野川の河川敷を走ります。
かなり遠くのランナーまで見えて、まるで点のようです。沿道では市民の方が音楽を演奏してくれていたり、先ほどの写真でもご紹介しましたが様々な阿波踊りの衣装で応援をしてくれたりしています。
中間地点を折り返したところで、すこし足を止めて応援の阿波踊りの方々とも記念撮影をしてもらいました。
沿道の応援は本当に豊富で、イチゴを持ってランナーに配ってくれる方や、すだちウォーターを振る舞ってくれる方、氷砂糖や、おむすび、バナナ、などたくさんありました。
「ゔゔぅ〜」とドラマなどで戦に向かうときによく鳴らされるような音が聞こえてきました。それを鳴らしてくれていたのがこちらの写真の方です。
私がカメラを向けると、演奏を開始してくれベストショットが撮影できました。
応援の方々のホスピタリティは本当に素晴らしい大会だと感じます。本当に撮影が楽しかった。
東大ラーメンは徳島で有名なラーメン屋さんだそうです。
東大ラーメンは濃厚な豚骨スープが印象的でとても美味しかったです。東大ラーメンはなんとカオナシのコスプレをした皆さまが振る舞ってくださいました。
エイドにラーメンがあるのは初めての体験でしたが、大会の前日の夜に徳島についたランナーなどは観光する時間がほとんどなくレースを迎えるため、レース中に徳島の有名な食べものをいただけるのはとてもありがたいことだと思います。
特に徳島マラソンは制限時間が7時間と時間にも余裕があるため、エイドの食べ物を楽しみながら走ることができます。
東大ラーメンを食べた後、3キロほど走ったらゴールでした。
ゴール地点は、陸上競技場です。ゴールをするとすぐにその場で記録証を発行してくれます。そして、完走記念のタオルと完走メダルももらえます。
徳島マラソン2018の完走メダルのおもて面の柄は鳴門海峡の渦潮のデザインだと思います。その土地ならではのデザインが刻まれているのはやっぱり嬉しいですね。過去の大会では阿波踊りの踊っているシーンをデザインしたものなどもあり、毎年デザインがどうなるのか?も楽しみの1つです。
徳島マラソンの魅力は、沿道からの阿波踊りの応援がすごくて足を止めて撮影をしたいくらいです。
制限時間も7時間ですし、多くの方が完走できる時間だと思います。コースにアップダウンは多いですが、坂の距離は長くはなく、平坦のコースがほとんどです。
河川敷のコースの多くは単調な景色のため飽きてしまうランナーも多いですが、徳島マラソンは沿道の応援の方がいろんな工夫をしてランナーを盛り上げてくださるので、飽きることなく楽しく走ることができます。
コースの途中にランナーをマッサージしてくれる場所や、怪我したランナーを助けてくれるランニングポリスも多くいらっしゃるので安心して走ることができます。
おすすめの大会なので、ぜひ参加してみてください!
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