今回の記事は私が代表を務めるMorning Running Clubの走るカメラマン遠藤さんが撮影された写真とともに、2018年2月25日に開催された東京マラソンの魅力を振り返って行きます。
ランナー視点での写真はとても貴重です。遠藤さんによる東京マラソンのレポートを是非お楽しみください。
※走るカメラマン遠藤さんご自身のお写真
―以下の文章は遠藤さんより―
目次
日本で1番大きな大会ですし、参加者も3.5万人を越えている大会なので出場を続けています。2018年の東京マラソンが私自身5年連続の東京マラソンでした。
東京マラソンの倍率は10倍を超え、日本で最も人気のあるマラソン大会と言っても過言ではありません。
実は私はチャリティランナー枠で出場をしています。
チャリティランナーは、先着4000名は寄付金の10万円と参加費1万円、さらに手数料800円を支払うと東京マラソンに参加することができます。
私がチャリティランナーに申し込もうと思ったのは、東京マラソンの倍率が高くなかなか当たらないため、それならば!とお金をためて、かつチャリティなら社会貢献もできるので思いきってチャリティランナーとして出場する道を選びました。
※東京マラソンのHPよりスクリーンショットの画像
東京マラソンのコースは2017年の大会からゴールが東京駅になりました。
実際にコースを走ってみた所感としては、コースの前半は下り坂で、後半が平坦なコースなので好タイムが出やすいコースだと思います。
また、都内の名所を走るため見どころが多く飽きないコースでした。沿道の応援もとても多くランナーにとっては心温まるコースでもあると思います。
また2020年の大会からは東京オリンピックようにさらにコースが変更になります。スタートとゴールが新国立競技場になり、コースも坂のほとんどないランナーにとってはタイムを出しやすいコースとなるのです。
※東京オリンピックのHPよりスクリーンショットの画像
ここからは東京マラソン2018のコースを私が撮影した写真とともにご紹介します。
新宿によく行かれる方はこの場所はピンと来るのではないでしょうか。
写真に写っているガード下がちょうどスタートから1キロの地点です。スタートから下り坂を降ってきたらこの新宿駅の西口にたどり着きます。
本当は山手線が通過する瞬間を撮影したかったのですが、私がここを通過したタイミングは合いませんでした。山手線の通過に遭遇できるランナーはラッキーかもしれませんね。
こちらの写真は約12キロから13キロ地点です。この大会で日本記録(当時)を更新した設楽悠太選手を撮影することができました。
皆さん見つけられるでしょうか?
写真の真ん中のゼッケンNo.175番の黄色い服をきた選手の真後ろに写っています。白い服に青いシューズを履いているのが設楽選手です。
東京マラソンはコースを折り返してきた世界のトップの走りを間近でみられるのも大きな魅力です。
こちらは有名な浅草の雷門前です。こちらは約15キロ地点です。
走っていて雷門が見えた瞬間は雷門まできた嬉しさと、雷門前で雷門を背景に自撮りをしているランナーがたくさんいることに驚きました。
特に、沿道の応援の方もこの雷門の近くには多く、沿道もぎゅうぎゅう詰めに混雑していました。雷門前で応援をしようと思っている方は早めに行って応援場所を確保する必要がありそうです。
こちらは約20キロ地点の門前仲町近くの清澄通りです。この場所は2020年の大会からはコースから外れてしまうので、2019年までしか味わえないコースです。
門前仲町を折り返すとスカイツリーが視界に飛び込んできます。ちょうど半分くらいフルマラソンを走ったときにスカイツリーが目に飛び込んで来るとやはり元気になります。
エイドはスポーツドリンクだけでなく、バナナやアンパンなど様々なものが用意されていました。エイドのボランティアの方は約1万人いらっしゃり、ランナーを応援してくれます。
ボランティアの方が寒い中応援してくれたり、大会前から打ち合わせなどにも参加をして、コースのブロックのリーダーを割り振ったり、エイドの運営の方法などを話し合っていただいてランナーが快適に走ることができているので感謝しています。
銀座のシンボルと言えばこちらの和光本店だと思います。
距離は30キロ手前でこの場所を通過します。30キロに関門があるため、タイムによってはヒヤヒヤしながら和光本店前を通過するランナーもいるかもしれません。
マラソンでは魔の30キロと言いますが、ここからが辛くなって来るところです。
しかし、東京マラソンは魔の30キロを通過してもここからはほぼ平坦なコースなので、ランナーは和光本店を通過すれば、残りの気力を振り絞ってゴールの東京駅までいけるのではないでしょうか。
銀座和光本店はゴールまであとひと踏ん張りの気合いを入れなおす目印としてもおすすめです。
こちらの写真は増上寺を通過した数分後に振り返って撮影したものです。
増上寺・東京タワー周辺は、32〜33キロと、38〜39キロあたりの2回通過します。この写真は増上寺と東京タワーを1枚の写真に収めようと超広角レンズで撮影しました。
東京マラソン言えば、雷門、スカイツリー、などが見えて、そしてレースの後半にいよいよ見ることができるのがこの増上寺と東京タワーです。
東京マラソンのコースの大きな見どころの1つなので、余裕がある方がここで一枚走りながら写真をとって見ることができればすごい思い出として残せるかもしれませんね。
写真の通りゴールまでラスト1キロ地点です。
丸の内仲通りは平坦な直線です。ここまで来ると、最後の力を振り絞ってゴールまで駆け抜けるだけ。
丸の内仲通りはここまでのコースと比べて道幅も狭いため、沿道の応援の方の声援をこれまで以上に感じることができます。また、ゴール直前ということもあり、沿道の応援の声援もコースの中で最も大きいと言えると思います。
丸の内仲通りの声援は走っていて本当に感動します。
ここまで大きな声援をもらえ、沿道の方との距離が近いのは東京マラソンくらいではないでしょうか。最高のラスト1キロだと思います。
こちらの写真は東京駅前のゴール(42.195キロ)地点です。ゴール地点のランナーはみんなヘトヘトですね。(笑)
ゴールをして振り返ると真正面が東京駅なので、どうしても写真を撮りたくなります。ゴールも立派なモニュメントで迎えてくれるので、テンションが上がります。
万歳をして笑顔でゴールするランナーたちが多く、ゴール地点は長い時間走ってきたランナーたちの達成感が一気に押し寄せる最高の瞬間だと思います。
こちらは東京マラソンを完走したランナーがもらえる完走メダルです。
メダルの裏面にはコースが掘られています。よくこんなに細かく作れるなと驚きました。
2007年に初めて東京マラソンが開催された時のメダルはもっと小さかったのですが、だんだん大きくなって年々完走メダルが大きく豪華になっていて、ランナーとして豪華な完走メダルをもらえるのはすごく嬉しいです。
ここまで東京マラソン2018のコースを私の撮影した写真とともにご紹介しました。
東京マラソンのオススメポイントは、やはり東京のど真ん中を走れることです。見所があるコースですし、コースの後半が特に平坦で走りやすいコースなので、タイムを狙っているランナーにとっては特に良いコースです。
ゲストランナーの芸能人や、世界のトップランナーを間近で見られるかもしれないですし、制限時間は7時間となっており、初心者の方も挑戦しやすい大会だと思います。
東京マラソン2019に参加される方は是非レースを楽しんでくださいね!
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