私はパーソナルトレーナーとして体型をキープしていますが、一度体重が100kgを超えるまで増やし、そこから減量するという実験をしました。(辛かった….)
そこから、3ヶ月かけて25kg体重を落としました。実に体重の1/4を落としたことになります。
そんなダイエット経験を生かして、今ではパーソナルトレーナーとして、ダイエットやボディメイクのご相談に乗ったりしています。
今回は、そんな私が実際に行った4つのことを公開したいと思います。
以上のことがわかるようになっています。
現在ダイエットに励んでいる方、これからダイエットに取り組もうと考えている方の参考になれば幸いです。
パーソナルトレーナー山本耕一郎
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アメリカンフットボール全国制覇の経験と、3か月で25kgの減量を実践した経験を活かし、数多くのクライアントのダイエットを成功させる。早稲田大学出身。 |
Contents
ダイエットでは運動の消費カロリーになるかを計算することが大事です。計算方法をご紹介します。
計算する際は「メッツ」という概念を知っておく必要があります。
メッツは座って安静にしている状態を1メッツとし、
散歩 | 3.0メッツ |
自転車 | 3.5メッツ |
水泳(平泳ぎ) | 5.3メッツ |
バスケットボール | 6.0メッツ |
ランニング | 7.0メッツ |
などと表されます。運動のメッツがどのくらいなのかは、メッツ表は厚生労働省などのサイトで見ることができます。
バスケットボールを1時間行なった場合は、6.0メッツ×1時間 = 6.0エクササイズとなります。時間は1時間単位で計算するため、30分だけだった場合は、6.0 × 0.5 = 3.0エクササイズになります。
ここまで計算することができれば、あとは下記の計算式に当てはめれば自分の運動の消費カロリーの目安を把握しましょう。
エネルギー消費量(kcal)=1.05 × エクササイズ(メッツ×時)× 体重(kg)
1.05 ×6.0(メッツ)× 2(時間) × 100kg = 1260kcal
100kgの私が行うバスケットボールの習慣では、1260kcalを消費できていることがわかりました。
もちろん2時間ずっと動き続けているわけではないので、実際にはもう少し低めになりますね。おおよその目安として捉えておくといいでしょう。(参考資料:厚生労働省 身体活動・運動の単位)
私はダイエット中は週に3~4回、一回あたり1時間を目安に筋トレを行いました。筋トレ自体にもカロリーを消費する効果はありますが、目的は筋肉をつけて基礎代謝を増やすことです。
ダイエットをして体重が減っていく時に「脂肪だけが落ちて、筋肉が落ちない」ということはほぼありえません。必ず筋肉もいっしょに落ちてしまうのです。
筋肉が増えれば日常生活の中で歩いたり、ものを持ち上げたりといった際の活動代謝もアップするため、消費カロリーのアップが期待できます。
逆に、脂肪と一緒に筋肉が落ちていくのをそのままにしておくと、それだけ基礎代謝が下がっていってしまい、最終的に痩せにくい体になってしまいます。
私の場合は、代謝を上げるのが目的ということもあり、太もも、背中、胸などの大きな筋肉をメインにして行いました。大きな筋肉はそれだけ、消費するカロリーも大きいからです。
食事制限で体重を落としている時に、高重量を持ち上げるような筋トレをしようとすると、うまく持ち上げられないことがあります。筋肉は落ちているし、カロリー制限も行なっているため、思っているような力が出せないのです。
目的はダイエットであって、高重量を上げられるようになることではありません。減量中の筋トレでこうした事態になることは極力避けたいところですが、目標をもう一度見つめ直して、淡々と自分にできるトレーニングを行なっていきましょう。
15分間という時間でも、集中して行うことで十分な負荷をかけることができます。自重トレーニングならばどこでも行うことができますので、ジムに行けないことは言い訳になりません。
「時間がないからジムに行けない」という言い訳は通用しないと自分に言い聞かせて、筋トレを行なっていました。
<トレーニングメニューを効率的に立てる方法はこちら>
>>>効果的に筋肉に負荷をかける!「分割法」で筋トレメニューを組む方法
私の場合は、1日の摂取カロリーを900kcalほどにおさえていました。
(これは決して健康的に痩せることができる数字ではなく、体に負担のかかる数字ですので、真似をしないでください。)
1日900kcalというと、オムライス一皿食べたらほぼ達してしまう数字です。私はおにぎり2個にサラダチキン3個という生活でした。
かなり厳しい食事制限のため、食べ物を我慢するのがキツくなってきます。
ただのごほうびではなく、理想とする自分をイメージさせてくれるようなものであることが重要です。
ダイエットは、自分の理想の体型に近づくためにやっていることですよね。そのため、「ご褒美のために我慢する」という考え方ではなく、「いま自分は理想の自分に近づいているんだ!」と思えるような目標設定をすることで、モチベーションアップにつながります。
私の場合は、毎食毎食、「理想の自分と目の前の食どちらが大事か」というものでした。
私自身、毎日の選択が自分の理想に向かっているという風に捉えられるようになったことで、目の前のものを「食べたい」という衝動がなくなっていきました。
<ダイエット中に活躍する鶏むね肉。飽きずに食べきれる調理法はこちら>
>>>筋トレの味方!鶏むね肉(ささみ)を飽きずに食べきる方法
自分がダイエットすることを人に宣言してから取り組むことは、想像以上に効果があります。
(私の場合は、職場がジムだったため、初めから人に宣言したのと同じような状態でした。)
人に宣言することで、
といったメリットがあります。
挫折してしまいそうな時や、自分だけではモチベーションを保てなくなった時に、「応援してくれている人がいる」ということはいい意味でプレッシャーになり、ダイエットを継続することができるようになります。
もちろん、応援する声ばかりではなく、「君には無理じゃない?」というような事を言われるようなこともありました。私の場合は、「無理だ」と言われると逆に燃えるタイプだったので、逆に絶対にダイエットへの意志が強くなりました。
無理だと言ってくる人や、ふざけて邪魔をしようとする人などが現れることがあったら、「今に見ていろ」と思うようにして、逆に心にガソリンを注いでもらっているくらいに捉えるのがおすすめです。
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私の場合は3ヶ月で25kgのペースで体重を落としました。このペースは、決して人にオススメできるものではありません。
急激にカロリーの制限を行ってしまうことで、栄養が足りなくなったり、ホルモンバランスの乱れなどが起きる可能性があります。
体重を減らすペースはゆるやかにしたとしても、今回ご紹介した消費カロリーの算出方法や、メンタルの部分のお話は役に立つと思います。
参考にしてみてくださいね。
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